2010年7月17日土曜日

祇園祭 宵山 石見神楽奉納 in 八坂神社

四匹の大蛇が火を吹く
八坂神社で石見神楽が奉納された
京都の夏を彩る祇園祭が7月16日、山鉾(やまほこ)巡行の前夜となる宵山を迎え、東山区の八坂神社・能楽堂で恒例の京都島根県人会による石見神楽(いわみかぐら)の奉納が行われた。 宵宮を盛り上げるため、同会、八坂神社島根奉賛会が毎年続けており、今年で38回目を迎えて金城町の久佐西組神楽社中の20人余りが奉納した。黒塚
菅原道真公の天神出雲大社の祭神が八坂神社の祭神の娘婿という縁から、京都の八坂神社では祇園祭の宵山に境内で石見神楽を上演するのが恒例となっている。祭神にちなんで石見神楽による素戔嗚尊の大蛇退治の舞が決まっている。恵比寿様が鯛を釣る!
神楽と言っても速さがある舞は、日暮れが迫る午後6時30分から始まり、華やかな衣装で次々と舞台に立った一行が、まず「塩祓」そして「天神」「黒塚」「恵比須」、勇壮な「鍾馗」や「大蛇(おろち)」など6演目を2時間半にわたって汗だくで熱演した。須佐之男命は鬼に茅の輪をかける
鍾馗島根県の石見神楽が八坂神社で何年も前から奉納されているとは全く知らなかった! 四匹の大蛇がどぐろを巻いて
大蛇この石見神楽は島根県石見地方(県西部)で上演される舞台芸能で、日本の神話の歴史に題材を取り、素早いスピードと殺陣、衣装の早変わりなど、ケレン味たっぷりの演出で観客を魅了した。江戸時代の中期には既に神楽とて土地の人々に受け継がれていたという。リズムは軽快で、舞調子はテンポ緩やかな六調子、アップテンポの速い八調子もある。歌詞は和歌が多く採用されて、太鼓と笛や鳴り物など伴奏に用いられている。さらの神楽面の鬼の面や蛇頭・蛇胴など石見神楽に欠かせないものだった。また絢爛豪華な衣装は他に類を見せない独特のものである。大勢の見物客はカメラなどに熱演の模様を収めながら、威勢の良い掛け声と盛大な拍手を送っていた。四匹の大蛇の首はねてメデタシメデタシ
境内からは大きな拍手をもらっていた四条界隈は祇園祭の山鉾を見る宵山気分でゴッタ返し京の都の夜は遅くまで多くの人々は賑わっていた。
明日は、祇園祭のハイライト・山鉾巡行である、帰宅は夜の11時をまわっていた。

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