つづき・・・17日、絶好の祭日和の好天に恵まれ「動く美術館」と言われる日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭はハイライトの山鉾巡行を迎えた。
京都の夏を彩る祗園祭〝山鉾巡行〟で最高潮の盛り上がりをみせた。華麗な懸装品に飾られた山鉾32基が、音頭取の「ヨーイ、ヨーイ 、エ~ンヤ~ラヤ~」の掛け声に合わせて綱方が綱を引くと、10トンもある鉾が軋みながら動き出す。
コンチキチンの鉦(かね)や笛・太鼓の祇園囃子(はやし)を奏でながら、都大路を進み華やかな姿を楽しんだ。
いつもは四条河原町の交差点で90度進行方向を変える「辻回し」を観覧していたが、今年は場所を変えて新町御池に移動、“辻まわし”を見る事としたのだが、どこのスポットも人出が多かった。結局、新町通りで鉾を待った。
鉾の正面に乗る稚児は、元々、生稚児(いきちご)とされていたが、稚児となった家庭の環境や諸費用・時間の負担が大きくなり、現在では長刀鉾の稚児だけになった。
1929(昭和4) 年から放下鉾はダミーの稚児人形が使ている。ただ、この人形、特技があるという!文楽人形のように手足が操れる仕組みで巡行時、3人の人形遣いによって、まるで生きているかのように優雅な舞が披露された。まさに「動く美術館」と言われる山鉾、一際異彩を放つものがある。なお、長刀鉾の稚児が舞う、「太平の舞」は、山鉾を先導する役目で、神域への結界を解き平和を願う意味を持ち、神の使いという。
東西の御池通りから南北の新町通りに進むと、道幅が急に狭くなる。
長刀鉾や函谷(かんこ)鉾など屋根ギリギリで特に電柱・電線は屋根方の注意が必要、接触を避けるため、車方に指示を出す。新町姉小路の難所に差しかかり、ここは車方の腕の見せところだ!
若干、交差点でクランクするが難なく進行方向を調整し、鉾は新町通りを南へと進んだ。重さ10トン以上もある山鉾だが、進行方向の変更が間に合わない時は電柱・電線を押して接触を避ける。巡行コースで一番の難所と感じ、それだけに小さな通りに大きな山鉾、スリル満点迫力がある。
鉾の高さは住宅の家の2階と比べると分るように随分違う。また鉾には巡行の時は交代要員を入れて約40名が乗り込んでいるという。
巡行が終わったら各鉾町内に帰着するとすぐに解体される。それは、神座に集めた疫神を四散させないためという。各山鉾は大切に守ってきた神体とともに、誇らしく通りを練って行った。
町衆が脈々と受け継いできた晴れやかな祭りの気分、観覧客は山鉾巡行に酔い痺れ魅了した
京都の夏を彩る祗園祭〝山鉾巡行〟で最高潮の盛り上がりをみせた。華麗な懸装品に飾られた山鉾32基が、音頭取の「ヨーイ、ヨーイ 、エ~ンヤ~ラヤ~」の掛け声に合わせて綱方が綱を引くと、10トンもある鉾が軋みながら動き出す。
コンチキチンの鉦(かね)や笛・太鼓の祇園囃子(はやし)を奏でながら、都大路を進み華やかな姿を楽しんだ。
いつもは四条河原町の交差点で90度進行方向を変える「辻回し」を観覧していたが、今年は場所を変えて新町御池に移動、“辻まわし”を見る事としたのだが、どこのスポットも人出が多かった。結局、新町通りで鉾を待った。
鉾の正面に乗る稚児は、元々、生稚児(いきちご)とされていたが、稚児となった家庭の環境や諸費用・時間の負担が大きくなり、現在では長刀鉾の稚児だけになった。
1929(昭和4) 年から放下鉾はダミーの稚児人形が使ている。ただ、この人形、特技があるという!文楽人形のように手足が操れる仕組みで巡行時、3人の人形遣いによって、まるで生きているかのように優雅な舞が披露された。まさに「動く美術館」と言われる山鉾、一際異彩を放つものがある。なお、長刀鉾の稚児が舞う、「太平の舞」は、山鉾を先導する役目で、神域への結界を解き平和を願う意味を持ち、神の使いという。
東西の御池通りから南北の新町通りに進むと、道幅が急に狭くなる。
長刀鉾や函谷(かんこ)鉾など屋根ギリギリで特に電柱・電線は屋根方の注意が必要、接触を避けるため、車方に指示を出す。新町姉小路の難所に差しかかり、ここは車方の腕の見せところだ!
若干、交差点でクランクするが難なく進行方向を調整し、鉾は新町通りを南へと進んだ。重さ10トン以上もある山鉾だが、進行方向の変更が間に合わない時は電柱・電線を押して接触を避ける。巡行コースで一番の難所と感じ、それだけに小さな通りに大きな山鉾、スリル満点迫力がある。
鉾の高さは住宅の家の2階と比べると分るように随分違う。また鉾には巡行の時は交代要員を入れて約40名が乗り込んでいるという。
巡行が終わったら各鉾町内に帰着するとすぐに解体される。それは、神座に集めた疫神を四散させないためという。各山鉾は大切に守ってきた神体とともに、誇らしく通りを練って行った。
町衆が脈々と受け継いできた晴れやかな祭りの気分、観覧客は山鉾巡行に酔い痺れ魅了した
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