2010年7月18日日曜日

2010祇園祭 長刀鉾 注連縄切り

晴天のもと17日、祇園祭のハイライト山鉾巡行が華麗に都大路で繰り広げられた。 最大のハイライト、注連縄切り
四条通麩屋町の斎竹に張られた注連縄の前の長刀鉾午前9時頃、四条烏丸辺りに集合した山鉾が長刀鉾を先頭に巡行を開始した。
四条堺町で巡行の順番をチェックする「籤(くじ)改め」が行われた。この籤改めは、巡行の先陣争いが絶えなかったことから、応仁の乱後始まったものだという。一目「注連縄切り」を観覧しようとする人々は超満員
長刀鉾に乗ったお稚児さん、山口くん籤取らずで、先頭を行く長刀鉾は、四条通麩屋町に張られた注連縄に向かってゆっくりと進み始めた。 瞬間、観衆からは拍手と歓声がわき起った
いよいよ太刀がお稚児さんに渡った!先頭の長刀鉾に乗ったお稚児さんによる注連縄切りは、山鉾巡行の中でも最大のハイライトで見もの、両脇の四条通りは身動きも取れないくらい超満員、一目「注連縄切り」を観覧しようとする人々は早朝(6:30)から場所取りに並んでいたという! 音頭とりのエンヤラヤーの掛け声と祇園囃子に乗り動く
見事、大役を果たした山口君のお母さん長刀鉾の稚児が四条通麸屋町に張られた注連縄を切って山鉾を神域に導く「注連縄切り」を行う。
凛とした表情で長刀鉾の稚児が斎竹に張られた注連縄を見事、両手で太刀を振り上げて一気に断ち切った。その瞬間、観衆からは拍手と歓声がわき起った。これにより神域の結界が解き放たれ、山鉾巡行が華麗に始まった。先頭の長刀鉾はゆっくりと河原町四条へと向った
長刀鉾の引き手たち長刀鉾の稚児、山口くん(市内下京区)は、金の冠など鮮やかな装飾品を身につけ、おいらんで顔を白く塗りながら、この大役を務めた。
祇園祭は、都大路を煌びやかに飾る歴史絵巻、「動く美術館」そのものである。
人と時が奏でる美のハーモニーは、受け継がれる祭りの華やかさ、京都千年の伝統と歴史と文化を永遠に伝えたい。山鉾巡行へつづく・・・
<祇園祭 長刀鉾 注連縄切り>
場所:京都市下京区四条麩屋町
とき:7月17日(土)
交通:地下鉄「四条」駅下車

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