2010年5月5日水曜日

流鏑馬神事 賀茂御祖神社

新緑が輝く境内の「糺(ただす)の森」で、公卿や武士の装束に身を包んだ射手たちが馬に乗って疾走する『流鏑馬(やぶさめ)神事』の伝統行事が下鴨神社で行われた。一の的、見事的中!
世界遺産がある糺の森の流鏑馬は、毎年5月3日に賀茂祭(葵祭)として前儀で行われてい牝馬はやさしい顔だちる。2mもない馬場を疾走する!
賀茂祭(葵祭)の日に、御所より当神社へ至る行列の道中が平穏無事に行われるよう、祓い清めるために行われる神事で七世紀ころから営まれていた。
流鏑馬は曲芸?神技か「流鏑馬神事」は、儀式の最初の三馳を伝統によって騎射と称し、作法や装束、用具など古来からの法式によって近衛府(このえのつかさ)の大将が長官となり、近衛府の将監(じょう)や将曹(さかん)、馬寮の助や允、あるいは当神社の氏人が騎射を行ったという。
その後は、武家が狩装束を着け、流鏑馬を行うのが習となっている。武家が狩装束を着け、流鏑馬を行うのが習となっている
人馬一体、躍動感がある明治初期、賀茂祭(葵祭)の「路頭の儀」が中絶したことによって騎射もまた中絶し、神事は中断したが、1973(昭和48)年、下鴨神社の式年遷宮の記念行事として、名称を流鏑馬神事と改め、100数年ぶりに復活した。当的は3000円で一般客にお守りとして授ける
保存会を結成、小笹原流同門会の支援を受けているこれを期に騎射の伝統を受け継いだ公卿の流鏑馬の保存を図るため、糺の森流鏑馬神事等保存会を結成、小笹原流同門会の支援を受け、賀茂祭(葵祭)の前儀、流鏑馬神事として騎射が行われている。 的中音に「ウォ~」とどよめきが起こった!
観客は勇壮な伝統神事に魅了した約400mの馬場を15秒間で一気に疾走する、人馬一体の一瞬の妙技に観覧者たちは、あっけにとられていた!100mおきに設けられた3つの的を狙い、掛け声とともに矢を放ち、的の板が割れるたびに大きな歓声がわいた。
馬上に手綱を放し弓を射る様に、勇壮な伝統”流鏑馬神事”に大勢の観客が魅了した。
<流鏑馬神事>
賀茂御祖神社(下鴨神社)
住所:京都市左京区下鴨泉川町59 電話:TEL 075-781-0010
拝観:境内自由 
   ●流鏑馬神事 特別観覧料2000円(葵祭冊子付)
交通:京阪本線「出町柳」駅、叡山電鉄「出町柳」駅下車、徒歩7分
    市バス「下鴨神社前」下車すぐ

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