2009年11月23日月曜日

史蹟:青蓮院門跡

青蓮院門跡は洛東東山粟田口にある寺院で開基は日本天台宗の祖、最澄で(伝教大師)本尊は熾盛光如来(しじょうこう)である。
南無大聖大悲青不動明王
青蓮院入口現在、日本三不動画の一つとして平安時代から信仰されている青蓮院門跡の国宝「青不動明王二童子像」が創建以来、初めてご開帳、紅葉と併せてライトアップ中である。国宝「青不動明王二童子像」
青不動は火焔を背負い、矜羯羅(こんがら)童子と制叱迦(せいたか)童子を両脇に従えた憤怒の不動明王が濃茶褐色の画絹に描かれている。
平安時代からの秘仏として代々、青蓮院に受け継がれて来たという不動明王は大日如来の化身として、天変地異の災い治め煩悩を焼き尽くし、衆生を救うため憤怒の姿で現れた密教の仏さま。
五色(青、黄、赤、白、黒)で表された、不動明王の「青不動」は最上位という。
青不動は縦203・2cm、横148・5cmの絹地に描かれた画像で、平安中期の作。燃えさかる炎を背景に、青を基調とした不動明王が、迦楼羅(かるら)と呼ばれる火の鳥や、脇侍の2体の童子などとともに平安期の不動画の最高傑作にふさわしい威厳と荘厳さをもって描かれている。華頂殿 襖絵 蓮
龍心池(伝相阿弥作庭)青不動明王に礼拝する僧侶宸殿昭和45年の大阪万博など過去3回にわたり外部で展示されたが、今日に至るまで一般公開されておらず、境内での開帳は初めて。
現在、青蓮院の本堂に祀られている青不動明王像は複製を開眼したもので、本物の青不動は国宝の中でも貴重なものであるため、特に厳しい保存条件のもとで保管されているという。霧島の庭から好文亭につづく(伝小堀遠州作庭)
大玄関(車寄せ)青蓮院門跡は三千院、妙法院と並んで天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡の一つとして古くより知られる門跡寺院で天台宗の京都五箇室門跡(前述の三門跡と曼殊院門跡、毘沙門堂門跡)、いわゆる五ヶ室の一つでもある。
回遊式の庭園が美しく、春と秋にはご本尊の熾盛光如来にちなんだ光の演出を行う夜間特別拝観と庭園ライトアップを実施している。
拝観時間は午前9時から午後5時と午後6時から午後10時(夜間ライトアップ)
拝観料は大人1000円、中・高生400円、小学生以下(保護者同伴で)無料

筆者PC変復調装置(Modem)故障によりblog更新不可能なこと深くお詫びいたします。

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