八坂神社のお千度詣

八坂神社で祇園会もいよいよ高まってくるころ「お千度」だが、ことしはコロナウイルスの拡大予防で、花街の祗園甲部の芸舞妓さんたちも訪れず寂しいものになった。

お千度の由来は、疫病が流行したとき、神前で千文祓神事（大祓式）を修めて、氏子町中挙って千度参りした故事があるという。

今も祇園祭に先立つ、七月一日に長刀鉾町が稚児と共に神社に参拝、本殿の周りを三度廻るとして、その伝えを残している。

お千度は特に花街の芸舞妓さんが「技芸上達と無病息災」を祈願し、本殿の周囲を時計回りに三周するものである。

今年は涼しげな浴衣姿の衣装で参集する芸舞妓さんは、見られなかった。

また西利祇園店３階は、7日まで嶋原葵太夫芸歴30周年記念写真展を無料で開催している。（7/3撮影）