滋賀県守山市からUターンし、近江今津町弘川の湿原に群生している「ザゼンソウ(座禅草)」を観賞しに行った。ザゼンソウは、琵琶湖北西に春の訪れを告げる植物としても有名である。
竹林をくぐると、そこは「ザゼンソウ」の群生地だった。
国道303号若狭街道「ざぜんそう前」のバス停を右折、「ザゼンソウ群生地」に到着した。
別名「ダルマソウ」とも呼ばれ、僧侶が座禅を組んでる姿に似ていることから「座禅草」と名付けられた。
高さは10~20cmでサトイモ科の植物で2~3月に褐紫色に包まれた花を咲かしている。
珍しい植物は、今から33年前、今津中学校の生徒が理科授業の観察時に発見したという。
その後大切に保護され、特定群落に選定、湿地には約3000株あるという。
環境省「自然環境保全地区基礎調査」の特定群落に選定され、滋賀県「緑地環境保全地区」に指定されている。
この珍しいザゼンソウは花を咲かせる際、30度近くまで発熱する不思議な植物で、外気温がマイナスに下がっても肉穂花序(にくすいかじょ)は25度近くに保たれるという。
ことしは雪が多く降り、周囲の雪を融かしているザゼンソウの姿を観て人々を楽しませている。
ことしもS・Hさんのご厚意で早咲きの菜の花と近江今津 ザゼンソウに出会えることの喜びを感謝申し上げる。(2/19撮影)
<今津ザゼンソウ群生地>
住 所:滋賀県高島市今津町弘川
料 金:無料
電 話:0740-22-2108 (びわ湖高島観光協会今津支所)
交 通:湖西線JR近江今津駅下車
JR小浜行きバス「ざぜん草前」下車徒歩すぐ
駐車場:有り
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