15日、左京区の通称・松ヶ崎大黒天は、百ヶ日の荒行した四人の僧が水行と護摩焚き供養や、大黒天堂では大加持祈祷会が行なわれていので参拝した。
寺院でありながら参道口には鳥居が建つ不思議な寺で、法華経仏教と大黒天尊の守り神として「松ヶ崎の大黒さん」と古くから地域の人に親しまれている。
大祈祷会の「水行」は、百ヶ日の荒行を修した荒行僧がたちが頭から冷水をかぶる「水行」が行なわれた。
修行僧四人は白い浴衣を脱ぎ呪文を唱え、冷水を一気に浴びた。
四人の僧は大桶から手桶に水を移して一斉に頭から冷水を一回、二回、三回とかぶった。
この二月の時期に荒行僧たちが「水行」を修し、瞬く間に大桶の冷水は終わったがまずは気合が大切、カゼを引いてしまう!
修行僧四人は呪文を唱え、本堂に上っていった。
大黒天堂の加持の終了後、境内では午後3時からは「護摩木焚け上げ供養」が行われた。
護摩木焚け上げ供養でロウソクで四隅に点火した。
本尊は釈迦如来で日英上人が創建の際、守護神として大黒堂を祀り「大黒天尊像」が有名となっている。
堂宇は献火により焼失(1969年)したが、大黒天尊像は無事で「火中出現の大黒天」とも呼ばれていて、開運招福の福神として広く信仰を集めている。
同寺は子丑の方向(表鬼門)に位置、京都の鬼門守護の神として帰依し信仰する人も増えたという。
日蓮宗松崎山妙円寺は、「松ヶ崎の大黒さん」と古くから地域の人に親しまれている。(2/15撮影)
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