2018年1月29日月曜日

市比賣神社 女人厄除まつり

28日、下京区市比売神社(いちひめじんじゃ)で、厄年の「女性の守り神」の無事を願う「女人厄除まつり」が営まれた。源氏物語の若菜下の段に『紫の上が 厄年になったので 取り分け祈祷し身を慎んだ』と記されている。
この日11時から本殿で、「福女性(ふくおんな)」の晴れ着姿の四人の女性たちが、願い事を記した矢羽根を神前に奉納した。
矢羽根を胸に手水舎で神職から禊ぎ式があった。
女性の守り神である市比賣神社では「女人厄除けまつり」が昭和63年に市田ひろみ先生の監修により復元されたという。
着物姿の厄年女性が揃って神前に集い、女性の幸せと家庭円満を願うものである。
同神社の宮司から本殿で女人厄除祈祷を受け、平穏無事に過ごせるように祈った。
神妙な面持ちで祈祷を受けて、矢羽根を奉納した。
社務所に上がり、小嶋京楓家元さんの舞をみた。
京楓流「小嶋京楓」家元さんは後ろ向きに「厄除け活花」を奉納した。
その後、12時半から神職、雅楽と振袖の女性たち四人は五条大橋まで行列をした。
女性四人は橋の上から『福は内、福は内』と声を上げながら鴨川へ豆を撒いて邪気を祓った。
五条大橋でそれぞれの思いを胸にその年の厄除けを願い、「厄除福豆」の晴々とした表情で豆まきをした。
神社の女人厄除まつりには福女性が参拝し、今年で31回目、美味しいぜんざいの「歳祝い膳」が振舞われ一足福豆が参列者に配られた。(1/28撮影)

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