2018年1月14日日曜日

祇園甲部 初寄り

1月13日を「初寄り」といって、祇園甲部では京舞・井上流五世家元の井上八千代さん宅に女将さんや芸妓さん、舞妓さんがお稽古始めのあいさつに伺った。
一年の始まりを迎えるにあったて井上邸に集まり、新年のあいさつと益々技芸の上達を励んで、ともにお雑煮で祝う、これを“初寄り”と呼んでいる。
芸舞妓さんたちは、いつもの年より遅かった!
色鮮やかな和装姿も華やかに身を包み、髪飾りも艶やかに師匠宅へ新年のあいさつに訪れた。
あ師走13日の“事始め”で一年の締め括りをし、正月準備を始め、芸舞妓さんたちは田舎に帰った。
そして新年の“始業式”を終えて一と月後、再び師匠宅へ顔を揃へた。
芸妓さん舞妓さんが、お稽古の一層の精進を誓いあった。
中支志さんの芸妓さん?の舞妓の小衿ちゃん。
綺麗なカンザシの髪飾りも艶やかに、だらりの帯が揺れていた。
黒紋付正装姿の“始業式”とは得って変わり、初寄りはそれぞれお気に入りの和装姿で挨拶した。
つる居さんの紗月さんを先頭に舞妓ちゃんと仕込みちゃん。
集団で来たのは置屋、西村さんの芸舞妓さんたち、西から芸妓さんが仕込みちゃんを連れて来た。
芸妓さんは、お知り合いの方に会釈し、手を振る舞妓ちゃん。
小田本さんの白川巽橋で芸舞妓さんの勢ぞろいで見ごたえがあり、この22日にお店出しがある。
つる居さんは(左)2月に舞妓デビュー決まっている仕込みちゃん、美月ちゃん、茉莉佳ちゃん、芸妓の紗月さん。
紗月さんを先頭に3人は白川巽橋を渡っていった。
白川巽橋で西村さんの記念撮影があり、祇園花街の“初寄り”は新春を感じさせる‘はんなり’とした着物姿が見られ、芸舞妓さんの伝統行事であった。(1/13撮影)

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