北の国から遥々、白鳥が越冬地として花巻市東和町前田の軽井沢堤にやって来る。白鳥が飛来して八シーズン目を迎える軽井沢堤では、この冬もたくさんの白鳥の群れが越冬するという。
久し振りで“軽井沢堤”に出かけた。
田舎の田圃を曲がりながら30分余りで着いた。堤は、大きさが約4000㎡、深さが最大で1,5mほど、子どもの頃、広いと感じていた堤はそれ程の大きさではなかった。水深が浅いため白鳥にとっては餌を取りやすく、越冬地としては好条件という。
同堤で白鳥が羽を休めたのは14年の冬からのことで、初めて白鳥が降り立ち、そのまま越冬した。大空から白鳥の眼に映った光景は・・・
その後、翌年にオオハクチョウ七羽が飛来して以来、日を追ってその数が増え、多い時には百羽を超える白鳥が堤を埋め尽くしているという。
白鳥の飛来地として、定着を図ろうという地元の有志たちの念願が叶って今年もまた餌付けなどの世話を続けている。
岩手県の補助を受けて、岸辺に観察用のやぐら台を設置、堤での釣りを全面禁止するなど、魚や生態系の保全にも力を入れている。
白鳥観察に堤を訪れる町民、親子連れも多く、白鳥飛来の週末には、餌さとなるくず米を与えたりしている。
残暑厳しい折、秋を通り越し、冬の使者、白鳥の話題だが、地元町民は今年も白鳥の飛来が来るよう願っている。
白鳥と地域との良好な関係が保たれている。
つづく・・・
<軽井沢堤・白鳥>
場所:岩手県花巻市東和町前田
時季:11月中旬~3月初旬
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