2009年6月17日水曜日

智積院 青葉祭り

真言宗智山派総本山智積院の「青葉まつり」
阿部龍文化主が輿に乗り、金堂にて慶祝法要が行なわれた
智積院は京都市東山区にあり真言宗智山派総本山(元々は紀州の根来山に由来する)という。毎年6月15日青葉まつりには、真言宗の宗祖・弘法大師空海と中興の祖・興教大師覚鑁(こうぎょうだいしかくばん)のご誕生を祝う行事が営まれる。祇園の芸舞妓も青葉祭りに
ほら貝も高らかに行列は進行興教大師は、弘法大師の教えを復興したことから、真言宗の中興の祖と仰がれる。弘法大師のご生誕は宝亀5年(774)6月15日、興教大師のご生誕は嘉保2年(1095)6月17日。智積院の和尚さん「両祖大師御生誕慶祝法要」
両大師のご誕生をお祝いするため、正式には「両祖大師御生誕慶祝法要(りょうそだいしごせいたんけいしゅくほうよう)」という。
御二人が生まれた6月は緑美しい季節であることから、「青葉まつり」と称される。大勢の参拝者が見守るなか、柴燈大護摩法要が執り行われる
講堂の内部 智積院参道ではお練り行列が厳かに営まれ、宗派の管長で智積院の住職である阿部龍文化主が輿に乗り進み境内をまわり、金堂にて慶祝法要が行なわれた。
また境内野外では大勢の参拝者が見守るなか山伏修験者による柴燈大護摩法要が執り行われ、大法炎に幸福を祈願し手を合わす姿もみられ、辺りはモクモクと煙に包まれた。利休好みで中国の廬山を模したという 
池に築山が影を写し借景を利用したもの広い講堂、大書院の名勝庭園をはじめ、長谷川等伯一門の障壁画、国宝の「楓図」「桜図」など、収蔵庫も特別に無料公開された。
また5つの諸堂とは大師堂(弘法大師)・密厳堂(興教大師)・金堂(大日如来)・講堂(阿弥陀如来)・明王殿(不動明王)となっている。 講堂は広く阿弥陀如来が本尊
年に一度の青葉まつり、お餅を振舞われた智積院お堂巡りの御朱印集めも無事終わり賑やかな青空市「まんだら市」なども行われた。年に一度のお祝いの日とあって、智積院の境内は賑わっていた。
出口にはお坊さん達が並び参拝者全員に「お餅」を振舞っていた。
その他の写真

青葉まつり
ところ:智積院(東山区東大路七条下る東瓦町)
と き:6月15日午前9時30分~
拝観料金:当日に限り無料
    ※通常は大人500円・中高生300円・小学生200円
    ※障害のある方 無料・但し介護者有料。
交 通:京阪「七条」駅徒歩約10分
     市バス「東山七条」下車

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