ハープ奏者 内田奈織さん

第5回のミニコンサートはハープ奏者の内田奈織さんをお招きして午後3時30分から１階研修室で開かれた。市内中京区御前の身体障害者リハビリテーションセンターは、長年「地域リハ」でもお世話を頂いている。昨年の11月からふれあいコーナーで月に一度行われているミニコンサートは、場所を変え研修室であった。

はじめに内田さんが「皆様に会えてうれしいです。ハープの演奏の一時楽しんでください」と親しく話しかけられ、「さくら」「はな」「夜霧よ今夜も有難う」「千の風になって」「千と千尋の神隠し」など10曲を演奏された。アンコールは「荒城の月」。
内田さんは京都府宇治田原町の在住。今や若手ハープ奏者のなかでトップアーティストの一人、彼女の美しく輝くハープの音色と旋律はいままでにない音楽を創造する…会場は、優しく透明感あふれるハープの音色が響きわたると、集まった大勢の人たちはうっとりした表情で静かに聞き入った。現在、ソロの演奏活動をはじめ、様々な楽器とのアンサンブル、室内楽やオーケストラなど幅広く活動中。京都府教育委員会の派遣事業「夢大使・心の師匠」の講師として、府下の小中学校での講演活動も行う。
また骨髄バンク、盲導犬育成のためのチャリティー演奏活動にも取り組み、関西盲導犬協会の顧問をつとめるという。
NHK総合「スタジオパークからこんにちは」、BS2「素晴らしき音楽仲間」、「4時です上方倶楽部」他テレビ、ラジオ、CM出演なども多い。
2006年4月より放送された東海テレビ・フジテレビ系連続ドラマ「偽りの花園」の音楽に参加している。
ヒット曲から映画音楽・スタンダード・抒情歌と多彩に富んだジャンル、人々に歌い継がれた最もポピュラーな曲をセレクトしたハープの名曲集の演奏は内田さんならではといえる。
聖母学園高等学校を経て、東京芸術大学音楽学部器楽科卒業。海川佳代子、篠崎史子の両氏に師事する。横浜でのリサイタル、京都でのコンサートの他、多数の演奏会に出演。テレマン室内管弦楽団、大阪シンフォニカなどと協奏曲を演奏する。98年度青山音楽賞を受賞。第一回日本ハープコンクール・ヤング部門入賞、第二回と第四回の日本ハープ・コンクール・アドバンス部門入賞。

ハープの音を生で聞くのは初めてという人がほとんどでその美しさに感動した。

素晴らしい演奏とお話を聴くことができた。