別名「ナンジャモンジャ」といってモクセイ科ヒトツバタゴ属の一種である。
初夏の花として清々しい気持ち与え、爽やかな涼風を感じさせた。
種が風や野鳥に運ばれ広く自生するが天然での分布域も狭く、岐阜や愛知・長崎三県の自生地は国の天然記念物として指定され保護されている。
日本では対馬・愛知や岐阜県木曽川周辺に分布し、自生する珍しい木である。
花を観察すると枝上に円錐状の集散花の配列をつけて、多数の小さな真っ白い花を開き、そよ吹く風になびかせて可憐に咲いている。
東京明治神宮外苑では、ヒトツバタゴのことを、名前の不明な珍木で“ナンジャ モンジャノキ”と呼ばれていたという。
ヒトツバタゴは同じモクセイ科の「トネリコ(別名タゴ)」に似ているが『一つ葉タゴ』は単葉であり、この和名が付いたという。
日本では絶滅危惧に指定され「ヒトツバタゴ」は希少種のひとつである。
洛西高島屋周辺の人気もない“ヒトツバタゴ”の「ナンジャモンジャ」の白い花が「西京区民・誇りの木」になっていて、初夏を迎えるころ一斉に靡かせていた。(5/2撮影)
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