2020年5月16日土曜日

洛東 金戒光明寺(黒谷さん)

金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)は、浄土宗大本山のひとつで、左京区黒谷町にあり京都の人々から「くろ谷さん」と親しまれている。 承安5年(1175年)、比叡山を下りた法然上人が、草庵を結んだ地で、山号は紫雲山、本尊は阿弥陀如来で知恩院と並ぶ浄土宗最初の寺院となったという。
山門には後小松天皇宸翰「浄土真宗最初門」の勅額がある。
法然上人は、黒谷で休憩の時、石から紫の雲が立ち上り、金色の光が放されて「紫雲山光明寺」と号したという。
第8世運空は後光厳天皇に戒を授けて、『金戒』の二字を賜り、その後、金戒光明寺と呼ぶようになったという。
極楽橋、徳川二代将軍秀忠の正室「お江」の墓。
春日局が徳川二代将軍秀忠の正室「お江」の墓を建立した。
珍しい「アフロ大仏」の五劫思帷阿弥陀仏像(ごこうしゅいあみだぶつ)。
高台の金戒光明寺境内からは市内一望ができる。
寺は、徳川初期に会津藩主松平容保(かたもり)が文久2年(1862年)、京都守護職の本陣となっている。
ここ黒谷の地で、鳥羽・伏見の戦いで戦死した会津藩士の菩提を弔っている。
源氏の武将熊谷直実の現在三代目の「よろい掛け松」がある。
山門の二階には、釈迦三尊像や十六羅漢像、天井画「蟠龍(ばんりゅう)図」がある。 (5/14撮影)

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