つづく・・・新旧の調和が整った古い商家の美術館、ガラス芸術の世界にこころ酔いしれれながら、黒壁ガラス館の隣にあるクロカベスタジオにも立ち寄った。
工房ではガラス製品の実演をしていた。美しく透き通る本物のガラス文化、ガラス細工作りが体験できるという。
大手門通りは黒壁ガラス館をはじめ、郷土料理の店などが軒を連ねている。昼食タイムだが長浜名物の焼鯖そうめんやのっぺいうどん等のお持て成しは火曜日が一斉休業する店が多く残念であった。
昼食休憩後、博物館通りで「曳山(山車だし)」を見学することができた。
400年もの間、脈々と受け継がれている「長浜曳山まつり」は、今春4/13~16まで行われる。特に重要無形民族文化財・曳山まつりの最大の見どころは「子ども歌舞伎」であり、湖国長浜の春祭りは要必見である。なお八幡宮祭礼で、秀吉が長浜城主のころ、待望の男子誕生の祝いに町人へ若干の砂金を贈ったことから始まったという。
さらに進むと南北に伸びる石畳の「ながはま御坊」表参道、大通寺の総ケヤキ造りの巨大な山門が見えた。この山門は1808(文化5)年起工し33年後、落成した。大通寺は、“長浜の御坊さん”と湖北の人々に親しまれている。
本堂は、真宗大谷派の別院として、伏見城の遺構を移築した。境内は大広間があり、奥は含山軒・狩野山楽や蘭亭は円山応挙らの襖絵がある。
含山軒庭園(名勝)は枯山水の庭園で伊吹山が借景になっている。また蘭亭庭もある。広大な約7000坪の境内は安土桃山時代の建築様式を伝えていた。
また大通寺境内では馬酔木展(~4/18)が行われていたが、寒さのためかスズランに似た小さい可愛い花は、まだ蕾も固く花は咲かず残念だった。
馬酔木の花も盆梅と一緒で150年~250年の老木があった。
最後は豊国神社に行った。
長浜の桃山文化を垣間見て、初めて城持ち大名に出世した秀吉、城下に楽市楽座を取り入れた商業都市、現在の長浜の街の基礎を築いたと云っても過言ではない!(完)
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