建立は1482(文明14)年、室町幕府八代将軍・足利義政公である。
この観音殿が銀閣寺の発祥である。銀閣寺は俗称であり、義政公の法号慈照院にちなみ、寺名は「東山慈照寺」という。
銀閣寺へは、市バスに乗車して「銀閣寺道」で下車し東へ徒歩で10分、または京阪電車、出町柳駅から今出川通を東に徒歩20分ほどのところである。
東山三十六峰の“月待山”を背にして山に抱かれるように建つ銀閣寺は、室町文化の代表的建築物として有名で世界文化遺産に登録されている。総門は、意外と質素な感じがする!
中門の拝観受付に向かう。拝観料500円(障害者100円)を納めて中門をくぐった。
本堂(方丈)は江戸中期の建造で本尊は釈迦牟尼仏が安置され、正面の額には「東山水上行」を掲げている。内部には江戸期の南宋画家の巨匠、与謝蕪村や池大雅の襖絵を所蔵している。方丈から見る月待山はまさに絶景。
国宝に指定されている東求堂(とうぐうどう)は、 義政公の持仏堂で一層の入母屋造り檜皮葺きの、現存する最古の書院造りで特に付書院と違棚は有名。南面に拭板敷、方二間の仏間が設けられ、北面には六畳と四畳半の二室がある。北面東側の四畳半は、同仁斎とよばれ東山文化を生み出す舞台となり、また草庵茶室の源流、四畳半の間取りの始まりといわれている貴重な遺構。
通称・銀閣とは、東山殿に造営された観音殿のことで義政公の祖父、室町三代将軍足利義満公の建てた金閣と対比された。初層は住宅風の「心空殿」、上層は禅宗様の仏堂である「潮音閣」など東山文化の代表的な建造物であり和風書院造りにつながる工夫がされている。
庭園の錦鏡池を中心としている「池泉回遊式庭園」はつづき・・・とする。
<銀閣寺>
住 所: 京都市左京区銀閣寺町2 電話:075-771-5725
拝観時間:8:30~17:00(3月15日-11月30日)
冬期時間:9:00~16:30(12月1日-3月14日)
拝観料金:500円・障害者100円
交 通:市バス 銀閣寺道下車、徒歩10分
京阪電車 出町柳駅下車 徒歩20分
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