2009年12月23日水曜日

かぼちゃ大師供養・不思議不動院

22日、冬至の日にカボチャを食べると中風除けやぼけ封じによいという風習から、無病息災の祈祷法要があり不思議不動院に出かけた。
北区衣笠にある「不思議不動院」は、西大路通りわら天神バス停・原谷方面行きの市バス「M1」に乗り換えて衣笠氷室町下車直ぐである。
本堂の瓦屋根には
かぼちゃ大師供養・不思議不動院冬至の日といえば不思議不動院では、カボチャ焚きが振舞われ“不思議之谷のお不動尊”と呼ばれ親しまれている。
正式には「真言宗・大北山大宝寺不思議不動院」という。
かぼちゃ大師堂には二つの南瓜があった山伏が弘法大師像に護摩だきを供養する初代貫主の酒井圓心師が不動明王の夢を見て、「難渋苦労している人々を救うように」とのお告げを得て開いたという。金閣寺の西一帯から原谷、蓮華谷へと続く広大なお狐山の山域一帯を霊地とする真言宗根本道場であり、境内には本堂を中心に、かぼちゃ大師堂、お狐大明神、子授け地蔵など多くの祠堂が建っている。
ホクホクと栗のような味で美味だった境内には参拝者が無病息災祈り、かぼちゃを頂いていた恒例の「かぼちゃ供養」は50年ほど前に不思議不動院に祀られる高さ30cmほどの弘法大師像にカボチャを供え、お下がりを信者に振る舞ったのが始まりで、認知症や中風を防ぐ御利益があるとされた。天将不動尊、痛みがある処治す
毎年冬至の日に行われるかぼちゃ供養は、ぼけ封じや中風を防ぐご利益があるとされ参拝者は護摩木に願いをしたため、本堂に参詣した後、砂糖と醤油でやわらかく煮たカボチャを美味しくいただいた。北海道産のカボチャ約150個、200キロのエビスカボチャをかつおと昆布のだし汁で甘く煮込み、参拝者たちに振舞われ厄よけや健康を祈願をした。本堂では、名前と年齢を書いたばかりの護摩木を、山伏が丁寧に組み、法螺貝や太鼓のリズムに合わせて燃やし供養した。
護摩たきが終わると、山伏は参拝者らのお困りことにも耳を傾け、境内は和やかな雰囲気だった。家族の健康も祈って、器に入れて持ち帰る人もおった。 衣笠にある「不思議不動院」は氷が張って寒い
中風除け、ボケ封じにご利益があるカボチャ供養
境内に広がる甘い香りに誘われて、中風除け、ボケ封じにご利益があるカボチャ供養、地元の人々も暖かく出迎えてくれる、素朴な伝統行事が京の街に残っている。
たくさんの人が訪れ賑わっていた。
<不思議不動院>
場所:京都市北区衣笠赤坂町1番地1
拝観料金:無料
拝観時間:9:00~15:00
交通:市バス「金閣寺前」より徒歩約15分、または「衣笠氷室町バス停」より徒歩約1分
駐車場:あり
問い合わせ:075-462-6628
かぼちゃ焚き 1杯 500円(護摩木:1本200円+カボチャ:300円)
「12月22日10:00~14:00頃まで(無くなり次第終了)」

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