北区衣笠にある「不思議不動院」は、西大路通りわら天神バス停・原谷方面行きの市バス「M1」に乗り換えて衣笠氷室町下車直ぐである。
正式には「真言宗・大北山大宝寺不思議不動院」という。
毎年冬至の日に行われるかぼちゃ供養は、ぼけ封じや中風を防ぐご利益があるとされ参拝者は護摩木に願いをしたため、本堂に参詣した後、砂糖と醤油でやわらかく煮たカボチャを美味しくいただいた。北海道産のカボチャ約150個、200キロのエビスカボチャをかつおと昆布のだし汁で甘く煮込み、参拝者たちに振舞われ厄よけや健康を祈願をした。本堂では、名前と年齢を書いたばかりの護摩木を、山伏が丁寧に組み、法螺貝や太鼓のリズムに合わせて燃やし供養した。
護摩たきが終わると、山伏は参拝者らのお困りことにも耳を傾け、境内は和やかな雰囲気だった。家族の健康も祈って、器に入れて持ち帰る人もおった。
境内に広がる甘い香りに誘われて、中風除け、ボケ封じにご利益があるカボチャ供養、地元の人々も暖かく出迎えてくれる、素朴な伝統行事が京の街に残っている。
たくさんの人が訪れ賑わっていた。
<不思議不動院>
場所:京都市北区衣笠赤坂町1番地1
拝観料金:無料
拝観時間:9:00~15:00
交通:市バス「金閣寺前」より徒歩約15分、または「衣笠氷室町バス停」より徒歩約1分
駐車場:あり
問い合わせ:075-462-6628
●かぼちゃ焚き 1杯 500円(護摩木:1本200円+カボチャ:300円)
「12月22日10:00~14:00頃まで(無くなり次第終了)」
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