大雲寺は廃寺になったかのように観光ガイドなどに書かれているが1985(昭和60)年6月火災により江戸時代から続いた本堂が消滅した。旧本堂は約350年前、寛永年間に建立した建物だった。現在は「不二坊」跡地に再建し仮の本堂として本尊の十一面観音菩薩像(行基作)を安置している。
大雲寺は971(天禄2)年、円融天皇の勅願寺として創建された。
約千年前の平安中期のころ、大雲寺は広大な境内に講堂・五大堂・灌頂堂・法華堂・阿弥陀堂・真言堂の六堂宇を備えた大寺院で、初代・真覚上人と千余人の僧を擁し、智証大師流の天台法門を伝える洛北屈指の名刹だったと伝わっている。
戦国時代の兵火で多くの建物を焼失、寛永年間に一部再建したが25年前の火災で本堂を焼失した。またこの寺は「源氏物語」や「太平記」「好色一代女」にも登場するという。
旧境内は岩座神社の西側で、現在は介護老人福祉施設や病院等が立地している。旧寺地には余慶僧正ゆかりの閼伽井(智弁水)や不動の滝が残り心の病がよくなるよう加持祈祷を受ける“垢離場”であったという。
周辺には実相院宮墓、昌子内親王高倉陵などが残っている。
また鎌倉時代の大きな3面石仏や石碑・石仏類も周りにある。旧境内地に結ばれた堂宇では、脈々と法灯が護持されていて観音信仰がいまも続いている。
<大雲寺>
住所:京都市左京区岩倉上倉町305 電話075-791-8569
交通:京都バス岩倉実相院下車徒歩3分
大雲寺は971(天禄2)年、円融天皇の勅願寺として創建された。
約千年前の平安中期のころ、大雲寺は広大な境内に講堂・五大堂・灌頂堂・法華堂・阿弥陀堂・真言堂の六堂宇を備えた大寺院で、初代・真覚上人と千余人の僧を擁し、智証大師流の天台法門を伝える洛北屈指の名刹だったと伝わっている。
戦国時代の兵火で多くの建物を焼失、寛永年間に一部再建したが25年前の火災で本堂を焼失した。またこの寺は「源氏物語」や「太平記」「好色一代女」にも登場するという。
旧境内は岩座神社の西側で、現在は介護老人福祉施設や病院等が立地している。旧寺地には余慶僧正ゆかりの閼伽井(智弁水)や不動の滝が残り心の病がよくなるよう加持祈祷を受ける“垢離場”であったという。
周辺には実相院宮墓、昌子内親王高倉陵などが残っている。
また鎌倉時代の大きな3面石仏や石碑・石仏類も周りにある。旧境内地に結ばれた堂宇では、脈々と法灯が護持されていて観音信仰がいまも続いている。
<大雲寺>
住所:京都市左京区岩倉上倉町305 電話075-791-8569
交通:京都バス岩倉実相院下車徒歩3分
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