2010年12月7日火曜日

洛北 三明院(さんみょういん)

つづく・・・地下鉄国際会館行きの京都バスを途中下車し三宅八幡宮へ参詣後、境内の右手の方に行くと小さな公園がある。三明院は上高野の高台にある
多宝塔から見た、もみじに隠れる本堂
公園の池には錦鯉が遊泳して滝と噴水、村の水車があり一面の紅葉が眼を奪って言葉にならない。池を横切って山麓の細い小道を歩いていくと道沿いに三明院が見えてくる。三明院は観光寺院ではない!楓の紅葉が素晴らしい
この三明院という寺、観光寺院ではないが高台にあって眺望が良く、多宝塔は上高野のシンボルになっている。敷き紅葉も綺麗だ!
多宝塔からみたもみじ三明院は、山号を延壽山(えんじゅざん)といって真言宗醍醐派の寺院である。
本堂には本尊の弘法大師像、脇仏として不動明王と歓喜天尊を祀っている。
元は山形県の山中にあった寺を1906(明治39)年に移し、佐竹信光和尚(上高野出身)が再建したという。また1938(昭和13)年に本堂を再築し、1954(昭和29)年、鐘楼を建造した。鐘楼から真っ赤な楓をみる
多宝塔の前の楓寺のシンボル的な存在である多宝塔は、1961(昭和36)年の建造とのことで企画的新しい・・・この多宝塔、土台は鉄骨むき出しという荒い造りだが、遠くから見ると由緒ある建物のようにも感じられて、上高野の地域を代表する風景になっている。境内
香取大明神社と弘法大師三明院は石段を登った高台にあるため、境内からは上高野の田園風景を一望できる。境内には本堂、鐘楼、庫裏、香取大明神社等がある。多宝塔から上高野の家並みをみる
多宝塔から岩倉方面をみるひっそりとしたお寺で訪れる人も少ないが、境内の紅葉が素晴しく、特に多宝塔を取り巻く紅葉に圧倒される。昔懐かしい山里の雰囲気が残っている。(完)
<洛北 三明院>
住所:京都市左京区上高野西明寺山28 
時間:自由参拝・休日なし 
料金:自由参拝 
駐車場:なし

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