2008年12月9日火曜日

立木観音

すっかり寒くなった!
あと5分あとすこしと、布団から離れられない霜の降りるころになった!
滋賀県瀬田川河畔沿いの「厄除け観音・立木山」にお参りした。
瀬田川洗堰(南郷洗堰)から瀬田川を南に2kmほど下ると、右手に立木観音(正式名称は安養寺)の登り口がある。鹿跳渓谷(ししとびけいこく)に向かってそびえる立木山、その斜面にある急な階段だ。


立木観音の起源は次のような伝説で語られていた。
弘仁6(815)年、諸国を修行中の弘法大師が、瀬田川のほとりに立ち寄った際、対岸の立木山に光を放つ霊木があるのが目にとまった。しかし、急な流れの瀬田川を渡りあぐね、しばらくたたずんでいたところ、突然白鹿が現れ、その背に弘法大師を乗せ、霊木の前まで導き、そこで観世音菩薩に変化し、虚空の中に消え去った。この奇跡に感じ入った弘法大師が、霊木に観世音菩薩を刻んだのが、立木観音の始まりだという。
弘法大師が観世音菩薩を刻んだのが、ちょうど42歳の厄年で、人々の危難を救ってほしいと願いつつ刻んだことから、立木観音は昔も今も厄除け観音として親しまれている。「厄除けならここ!」というぐらい信仰を集めている厄除け観音さま。
11年前私は病気をして右半身マヒを患ったがいまも生きている!本堂まで細く急な石段の段数は、700段あまり。一歩、また一歩と手摺りを頼りに登った!
「一回参ると千日ご利益がある」とかだそうで過去、一度立木山には参詣もしたが、随分古く忘れてしまった!
まだ若いころ、健常のときだ。急な石段の参道では、登る人・降る人「おはようさん」の挨拶が嬉しい!

それにしてもこの斜面の石段を10年12年間月詣する方も居られるのだ!
詠まれた石碑が立てられていた。一丁毎に石柱の標識があり目安になった!
約700段もの急な石段を上りきると狭い境内には本尊がある。

立木観音像を安置する本堂があり参詣した。
本堂裏にも礼拝所が設けられているのだ。
本堂から、なおも石段を登ると小さな鐘楼があり、礼拝してここで鐘をひとつきして厄を落とした。さらに上へ登ると奥の院があり、ここには「道了権現大菩薩」が祀られてあった。

なんとも言えない懐かしい雰囲気が漂う御茶所。疲れた体にうれしいお茶のおもてなしだった。「立木観音前」バス時刻表も記してある。お食事処は一切なし!

ハイクがてらの参拝の方にもお聴きした。石段ではなく帰りは、ゆるやかな一本道が南郷バス停(南郷温泉・二葉屋「旅館」)まで続いていた。急な斜面の石段ができるまでは十八丁、徒歩でお参りされていたのだ。ゆっくり歩いて約60分!
美しい自然を観ながら「立木観音」様にお参りができ、下り道では「こんにち」の挨拶にかわっていた。
観音様にお参りして一つ厄がとれたとおもった
立木観音アクセス
公共交通機関
:JR琵琶湖線「石山駅」下車 バス 25 分 立木観音前
:JR琵琶湖線「石山駅」下車 車 20 分
車:国道422号京滋BP「南郷IC」
駐車場:普通車50台、大型車10台
拝観時間:9:00~16:00
拝観料:無料
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