2019年12月29日日曜日

松尾大社 絵馬と餅つき

京都四条通りには東に八坂神社、西に松尾大社があるが、洛西の総氏神・醸造の祖神としても親しみのある大社は、朱色の大きな鳥居が見え酒の神様を奉っていて大きな徳利が入口にある。
参道を進むと二の鳥居があり鳥居の上部には榊の小枝を束ねたものが数多く垂れ下がって、これを「脇勧請」と称し、月々の農作物の出来具合を占った太古の風俗を今に伝えている。
来年の絵馬 ネズミと日本酒、楼門をくぐると拝殿 本殿と一直線に並んでいる。

秦一族の氏神として祀られたのが始まりで、四世紀から六世紀ごろ韓半島から大挙して渡来し、瀬戸内を東上して山城国葛野郡に入植したという。

醸造祖神として崇敬を集め、全国の酒造業者から奉納された酒樽が社務所横にある。
餅つきが始まったので・・・。
大宝元年、秦忌寸都理(はたのいみきとり)が松尾山頂の磐座(いわくら)を麓へ勧請し、一族の氏神として社殿を建立、秦氏が神職を受け継いできたのが起りとされている。
また、弟の秦伊呂具(はたのいろぐ)が711(和銅4)年、伏見稲荷大社を建立したと謂われている。
大社は平安遷都以前からの神社で、東の「賀茂の厳神」、西の「松尾の猛霊」と称された。
川面に約3000株のヤマブキが群生して毎年4月「山吹まつり」が開催されている。
松尾大社の祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の2座で、大山咋神は上賀茂社、賀茂別雷神の父神である。(12/28撮影)

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