2017年4月25日火曜日

松尾大社 船渡御(ふなとぎょ)

23日、松尾大社「神幸祭(おいで)」は晴天に恵まれた中、六基の神輿が船で桂川を渡る伝統行事「船渡御」が行なわれ、大勢の方々が見物に来ていた。 昨年は船着き場の水深が深く危険だとして、断念していたが、今日の「船渡御」は上々の天気、水温む頃になった。
桂川に架かる桂大橋は西北に桂離宮を臨む処で、先頭の月読社の唐櫃一基が12:30ごろ到着、桂大橋西方の桂離宮左岸堤防下で川を渡たった。
現在も月読社の唐櫃を載せる船一艘で、その昔、洪水で神輿は流されたと言われている。

桂川の端を慎重に渡って東岸の河川敷に到着した。
大社の船渡御は、一時中断されたが1983(昭和58)年に再開され、その昔、先人たちは桂川の中を神輿を担いで渡ったと言われている。
神輿は午前に松尾大社の境内を出発して、昼過ぎに桂大橋近くの桂川右岸に次々と到着した。
桂川の右岸は滑るので慎重に水の中に神輿は入った。
船頭さんは身体を神輿の下に入り、法被姿の輿丁たちは足場が悪いが耐え、その後、拍手をし「船渡御」はクライマックスの最高潮になった。
担ぎ手の氏子らが神輿を船に乗せると、悠然と川にこぎだした。

対岸や橋の上では見物客たちが拍手を送ったり、カメラで撮影していた。
洛西の総氏神の松尾大社は、約10万戸の氏子を持ち、広範囲で桂川を渡る船渡御は人気もあり多くの人々で賑わっていた。
河川敷で神事を営んだ後、西七条御旅所など計三ヶ所の御旅所まで巡行した。神輿が大社に帰還する「おかえり」と呼ばれる還幸祭は5月14日に執り行われる。(4/23撮影)

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