gottuan's room
~ らくさいの三宝路 ~
2012年4月7日土曜日
京都御苑の桜
京都御苑は今出川烏丸通りの「乾御門」を潜ると旧近衛邸の跡地は東にある。
御苑の北西側にあり近衛邸跡の「糸桜(しだれ桜)」は、隠れた桜の名所となっている。
明治2年、東京遷都で御所の周辺は公家邸宅が荒廃し寂れていった。
この辺りは近衛邸の屋敷のあったところと言われ、近衛家は、鎌倉時代以後、摂政・関白に任じられる家柄で、近衛・九条・二条・一条・鷹司(たかつかさ)の五摂家の公家の一つであった。
この庭園の近衛池の西側には大きな屋敷があり、御所炎上の際、仮の皇居にもなったという。 昔から近衛池のほとりには、糸桜(ウバヒガンの変種)の名所であった。
3月上旬に淡紅白色の花を咲かせ枝先が垂れ下がるもので、紅色の花をつけるベニシダレなどの品種も多いがことしは春の季節が例年より遅く、梅・コブシや桃の花など一度に咲き出した。
御苑の中で一番早く咲き始めるしだれ桜だが、1ヶ月位も遅い・・・近衛邸跡の桜の木は約30本はあるが、“近衛の桜”という早咲きの彼岸桜のしだれ桜もある。
このシダレザクラは「糸桜」と呼ばれており、近衛邸が現在の同志社大学の場所にあった頃から有名な桜である。ことしは中々春にならず冷えて桜の開花もおくれた。
御苑の国民公園は桜の見ごろで山桜、糸桜、紅しだれ桜や八重紅しだれが素晴らしくご家族連れや大勢の方がお花見を楽しんだ。
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