地蔵院は726年(神亀3)に行基(ぎょうき)が摂津国の建立したのが始まりと伝えられる。その後、平安時代に衣笠山麓に移され、室町時代におきた戦災で焼失したが、3代将軍足利義満が金閣寺建立の余財で再建した。
「五色八重散椿」は、薄桃色や白に咲き分ける五色の八重椿で、ツバキの花を“吉祥花”として賞(め)でる文化は平安時代からあった。室町・桃山時代には宮廷や武家の間にも椿が急速に広がりをみせた。
中でも最も珍重されたのは五色八重散椿である。
樹齢を経たものは巨樹となり、咲き終えたあとで花姿そのまま落花、ハラハラと花弁を散らし、その珍しさが賞美された所以である。
この地蔵寺の椿は、樹齢400年の一世は1983年(昭和58)春、惜しくも枯れ、現在は樹齢約120年の二世が往時の美しさを甦らせている。椿は加藤清正が太閤秀吉の北野大茶会の折に献上したものである。
<五色八重散椿と枝垂れ桜>
場 所:地蔵院(椿寺)
住 所:京都市北区大将軍川端町2 電話:075-461-1263
拝 観:参拝自由、9:00~16:00
交 通:市バス「北野白梅町」下車、徒歩2分
障害者:可
駐車場:なし
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