2020年1月21日火曜日

伏見城南宮 湯立神楽

城南宮の境内で20日、恒例の「湯立神楽(ゆたてかぐら)」が営まれ、巫女がササで煮えたぎる大釜の湯を振り散らすことによって邪気を祓い、招福無病息災・願望成就を祈願し、一年の無事に過せるよう神事が執り行われた。
午後2時から湯立神楽は営まれ、神事の儀式は、三部構成になっており、本殿前で神職は祝詞を奏上し、参拝者も何度も深々と礼拝した。
拝殿では雅楽が鳴り響き、四人の巫女さんによる奉納「扇の舞」と「鈴の舞」の祓神楽が行われた。
五年ぶりに伏見城南宮の湯立神楽に参った!
拝殿で四人の巫女さんが舞う「扇の舞」を奉納した。
城南宮の湯立神楽は、大寒と最も寒い季節、だが陽気は暖かだ!
あ続いて奉納「鈴の舞」が行なわれた。
城南宮の湯立神楽、巫女さんが鈴の音に頭を下げた。
湯立神楽は大釜に湯を沸かし、米・酒・塩を入れ、豪快に笹でかき混ぜながら勢いよく湯をふりまく神事で、湯がかかると無病息災・願望成就のご利益があると言われている。
雅楽にあわせて襷掛けの巫女さんが神憑り(神霊が人に乗り移ること)の御幣を手にして舞った。
襷掛けの巫女さんは両手にササの束を持ち、何回もササの葉で勢いよく湯を散らした。
参列は自由で、神楽で湯による禊祓(みそぎはらえ)の儀式で、この湯滴を浴びると悪病退散、願望成就、無病息災で過ごすことができると謂われている。
煮えたぎった湯を散らしササの葉が勢いよく振りまいた。
参拝者は頭をさげて白い湯気としぶきを浴びて今年の無事を願っていた。
城南宮の湯立神楽の福笹は、幸運に恵まれ「方災難除守」・「招福・無病息災」で家運隆盛になるという。
神事に使われる大釜は「文政六癸未二月(1823)」を持つもので、1979(昭和54)年に再開、湯にかからなかった参拝者は、大釜の湯煙を足腰や、肩、頭などに撫で付けたりしていた。(1/20撮影)

0 件のコメント: