18日、府立植物園のある北山門に来たが寒い冬のためか観覧入場者は疎らであった。シモバシラとフキノトウを観たくやって来たが、途中で野鳥のかわいい声が耳に入ってしまいツバキ園の中に来るのか遅くなった。
ツバキ園は府立植物園の北東部一帯4,000㎡に、日本古来の品種を中心に約250品種600本が植えられている。
太郎庵という品種。
加賀侘助。 ツバキの見ごろは長く、日本の風土が育んだ樹木で各地の公園や社寺にもあり、桃山時代から江戸時代にかけて多くの品種が生まれたという。
室町時代、茶の湯の興隆とともに茶花として愛好され全国各地で様々なツバキが作られるようになった。
品種も様々で江戸錦・肥後椿・土佐有楽・唐津・伊勢太白はその地方がわかる。
名前は統一されてはいなく、関西の「有楽」は関東では「太郎冠者」、京都で「日光(じっこう)」と言うのは東京では「紅唐子」、さらに愛知の「紅卜伴」は別名で呼ばれている。
山梨弁天(ツバキ園芸品種)。
4,000㎡に日本古来の品種を中心に約250品種600本が植えられている。
世界各国でツバキの変種が作られているというが‘侘助’はサザンカとの交雑で生まれた品種である。
この時季に訪れたら「関戸太郎庵」や初嵐なども観られてよかった。
冬枯れの景色のなか、ツバキには牡丹や薔薇とは違った華やかさと気品があり春を告げる花として咲いていた。(1/18撮影)
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