2012年1月4日水曜日

かるた始め式 八坂神社

3日、初詣で賑わう祇園の八坂神社で新春恒例の「かるた始め式」が開かれた。
華やかな王朝衣装を身にまとった児童や女性たちが能舞台の神前でかるた競技を披露、集まった初詣客の参拝者を楽しませた。 かるたの奉納
1月3日に八坂神社で行われる恒例の「かるた始め式」毎年1月3日に八坂神社で行われる恒例の「かるた始め式」は、今年で42回目になる。午後1時から神職によるお祓いのあと日本かるた院本院(下京区)から和歌の神でもあるスサノオノミコトを祀る同神社に奉納された。平安衣装を身にまとった童子・童女たちが真剣なまなざしでかるた取り
小袿姿のかるた姫にふんして能舞台でかるた始め式色とりどりの平安衣装を身にまとった男女20人が水干姿の童子・童女、小袿姿(こうちぎすがた)のかるた姫にふんして能舞台に登壇し華麗な手さばきで雅やかに百人一首の札を取りあった。
平安時代の装束の身に着け、華やかな貴族の衣装に身を包んだ女性や童女や童子は、衣装に手惑いながらも真剣な表情でかるた取りを繰り広げた。隣には大阪の寝屋川市から来たと言う初老の男性は、孫が大学院生で京都に在住、記念写真を撮りきたと仰った。お孫さんは6年連続でかるた姫を務めるという。6歳から22歳までかるた会たち
能舞台を2周しかるた始め式終了した大勢の初詣客が見守るなか、華やかな雰囲気で観客からは「美しい!」とため息が漏れていた。この日は、約一時間前に八坂神社に来たが正月三ヶ日とあって初詣客と重なり超満員であった。
平安装束を身にまとい、美しい十二単姿のかるた姫たちが百人一首の腕を競い合う、お正月にぴったりの伝統行事で、かるた文化の普及を願って“日本かるた院本院”が続けている。

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