城南宮は、新築・増改築、転宅など方角にまつわる災いを祓い除き、安心を与えてくださる神として昔から崇められている。
平安遷都の際、鳥羽伏見の地・都に守護神として創建され国常立尊(くにとこたちのみこと)大国主命(おおくにぬしのみこと)神功皇后(じんぐうこうごう)の祭神を祀っている。
湯立神楽は日本の伝統的な神楽の形式のひとつで、神社によってかなり違いがあるがいまも各地方で執り行なわれている。
城南宮の湯立神楽は大釜に湯を沸かし、米・酒・塩を入れ、豪快に笹でかき混ぜながら勢いよく湯をふりまく神事で、湯がかかると無病息災・願望成就のご利益があると言われている。
神事に使われる大釜は江戸時代後期の銘「文政六癸未二月」(1823)を持つもので、直径70cmもある。その大釜の湯を笹の葉で勢いよく散らして邪気を払い、もくもくと湯煙を立てていた。
神事の儀式は、三部構成になっており、最初は神主が本殿に礼拝、続き何度も参拝者も深々と礼拝した。拝殿には4人の巫女や雅楽よる舞の儀式「祓神楽」が行われた。その後、襷掛けの巫女が、儀式に則って「湯立神楽」を執り行った。
まず、「杓取(ししゃく)の儀」といって、柄杓で天の水を掬って大釜の湯に注ぎいれる所作をし、塩を撒いて釜を清め、沸き立つ湯に選米と神酒を入れる。
次いで笛・太鼓の雅楽にあわせて神憑りのように御幣を手にして舞った。
いよいよクライマックスで、両手に笹の束を持ち、何回も笹の葉で勢いよく釜の湯を散らした!
参列は自由で、特に関西地方の民間の神楽で湯による禊祓(みそぎはらえ)の儀式で、この湯滴を浴びると悪病退散、願望成就、無病息災で過ごすことができると古くから伝わる伝統の湯立神楽という神事だという。
この笹を持ち帰れば幸運に恵まれ、「方災難除守」・「招福・無病息災」と記した短冊を結んで福笹(有料)とし、参拝客に授与された。また湯にかからなかった参拝者は、大釜の湯煙を足腰や、肩、頭などに撫で付けたりしていた。
城南宮は何度も訪れているが、古代から伝わる湯立神楽は昭和54年に再開したもので、初めての参列で妙を得たと感じた。
<城南宮・湯立神楽>
場所:城南宮 本殿前
時間:午後2:00~
料金:拝観無料
電話:075-623-0846
交通:地下鉄・近鉄「竹田」駅下車、徒歩約15分
市バス「城南宮東口」下車
平安遷都の際、鳥羽伏見の地・都に守護神として創建され国常立尊(くにとこたちのみこと)大国主命(おおくにぬしのみこと)神功皇后(じんぐうこうごう)の祭神を祀っている。
湯立神楽は日本の伝統的な神楽の形式のひとつで、神社によってかなり違いがあるがいまも各地方で執り行なわれている。
城南宮の湯立神楽は大釜に湯を沸かし、米・酒・塩を入れ、豪快に笹でかき混ぜながら勢いよく湯をふりまく神事で、湯がかかると無病息災・願望成就のご利益があると言われている。
神事に使われる大釜は江戸時代後期の銘「文政六癸未二月」(1823)を持つもので、直径70cmもある。その大釜の湯を笹の葉で勢いよく散らして邪気を払い、もくもくと湯煙を立てていた。
神事の儀式は、三部構成になっており、最初は神主が本殿に礼拝、続き何度も参拝者も深々と礼拝した。拝殿には4人の巫女や雅楽よる舞の儀式「祓神楽」が行われた。その後、襷掛けの巫女が、儀式に則って「湯立神楽」を執り行った。
まず、「杓取(ししゃく)の儀」といって、柄杓で天の水を掬って大釜の湯に注ぎいれる所作をし、塩を撒いて釜を清め、沸き立つ湯に選米と神酒を入れる。
次いで笛・太鼓の雅楽にあわせて神憑りのように御幣を手にして舞った。
いよいよクライマックスで、両手に笹の束を持ち、何回も笹の葉で勢いよく釜の湯を散らした!
参列は自由で、特に関西地方の民間の神楽で湯による禊祓(みそぎはらえ)の儀式で、この湯滴を浴びると悪病退散、願望成就、無病息災で過ごすことができると古くから伝わる伝統の湯立神楽という神事だという。
この笹を持ち帰れば幸運に恵まれ、「方災難除守」・「招福・無病息災」と記した短冊を結んで福笹(有料)とし、参拝客に授与された。また湯にかからなかった参拝者は、大釜の湯煙を足腰や、肩、頭などに撫で付けたりしていた。
城南宮は何度も訪れているが、古代から伝わる湯立神楽は昭和54年に再開したもので、初めての参列で妙を得たと感じた。
<城南宮・湯立神楽>
場所:城南宮 本殿前
時間:午後2:00~
料金:拝観無料
電話:075-623-0846
交通:地下鉄・近鉄「竹田」駅下車、徒歩約15分
市バス「城南宮東口」下車
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