祇園甲部 始業式2010

恒例の京都の四つの花街では新年の始業式が7日行われた。
京都東山区の祇園甲部歌舞練場には、黒紋付きに稲穂のかんざしを髪に挿した芸舞妓が集まり、「おめでとうさんどす」と新年の挨拶を交わし、新しい一年の芸の精進を誓いあった。
10時ごろ、四条花見小路にある一力茶屋の前に席を取ったが、素人カメラマンがたくさんおって通行を邪魔していた。2，3回パトカーが巡回するが一向に効き目が無い！

それに空からは雪がポツポツと降る寒い始業式だが、それでも3･4時間良い写真を撮影するため、文句も言わず頑張っていた。それにしてもよく冷える！！
歌舞練場の始業式では、芸舞妓が芸事を習う八坂女紅場（にょこうば）学園長からあいさつがあった。
式典の後はお互いに新年のあいさつを交わしご神酒でお祝いをした。

その後、芸舞妓がお茶屋や置屋などに「おかあさん、おめでとうさんどす。ことしもよろしゅうおたのもうします」と新年のあいさつを交わす、それを取り巻く様にたくさんの素人カメラマンがシャターを切った。艶やかな芸舞妓の姿を写真におさめようと大勢の写真愛好家らが集まり熱気に包まれていた。
幸い昼から好天になり一力茶屋の前では行き交う芸舞妓らが一言二言声を掛け合う姿がみられ微笑ましかった。

白川通花見小路では、北海道札幌から来た親子に遭遇した！舞妓修行の人に逢うため、来たと言う。しかし、宮川町で待ったので逢えなかった？それもそのはず、舞妓は祇園甲部の方で携帯電話を掛けてきて再会を喜んでいた。
始業式は、祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町の４つの花街で、北野の上七軒の始業式は9日に行われる。