西京区上桂にある浄住寺(じょうじゅうじ)は、山号を葉室山といって黄檗宗(禅宗)の寺院である。浄住寺は810年に嵯峨天皇の勅願寺として創建、開山は比叡山・延暦寺の慈覚大師円仁という。

本尊は如意輪観音で京都洛西観音霊場第三十番札所であり、23日紅葉狩りに行った。

当時は常住寺と号したが、公家・葉室定嗣(1261年(弘長元年))により復興され「浄住寺」と改められた。

度重なる炎上で全焼1687(貞享4)年、葉室頼孝により再建され、現在に至っておる。

屋根のない独特の山門をくぐり中に入ると境内参道は紅葉一色に包まれ、本堂に続く石段は天空を見上げるモミジの美しさに感動した。

俗世間から隔離された静寂な佇まいで紅葉というのにひと気も殆んどなく、都会の喧騒からは解き放たれた別世界に来たような感じがした。

ここで観るモミジの美しさに見惚れ時間の経つのも忘れて楽しんだ。

本堂とお堂はかなり古く、本堂でお参り、位牌堂、開山堂、寿塔が一列に並んでいて黄檗寺院の特色を現していた。

自然豊かな浄住寺は観光客も少なく紅葉は必見の穴場スポットである。

モミジの木もたくさんあり紅葉景色が西山の稜線の中にすっぽりと納まる背景の奥行きは壮観であった。(11/23撮影)
<浄住寺の紅葉>
住所:京都市西京区山田開町9
電話:075-381-6029
時間:9:00~17:00(12月~3月は16:30まで)
拝観:無料
交通:阪急電車「上桂」駅 徒歩15分
京都バス「苔寺」 徒歩5分
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