建仁寺塔頭 両足院は夏至のころ、白く化粧をほどこす様子から「半夏生の寺」とも呼ばれていて19日行った。非公開寺院だが5/25~7/12まで、書院前庭の池辺りには半夏生(800株)が見ごろを迎えている。

半夏生は二十四節気の一つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生えるころ、ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧していることから、またの名を「半化粧」ともいう。

夏至から11日目の半夏生の時期に白い小花を咲かせるが花は地味で、虫や蝶なども来ず、上から三枚の葉が白くなるドクダミ科の多年草で水辺に生えている。

半夏生は花を咲かせ、葉の表面だけが白く変化するともいわれ、農家の人たちは田植えもそろそろ終わりの時期を迎える。

水辺を彩る「半夏生」の葉が白く染まりしっとりした情感を装っていた。

池辺りには半夏生の群生は約800株あるという。

真っ白な葉の半夏生は、庭園の水辺に生えていた。

初夏を呼ぶ涼やかな情景に訪れた市民や観光客は風情を楽しんでいた。(6/19撮影)
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