17日、左京区真如堂の総門は赤門と呼ばれ、元禄8年(1695年)完成し親しまれていて、西側の神楽岡(吉田神社)には、神々が夜にお参りに来る際につまずかないように敷居がないとされている。

真如堂の赤門は、敷居がない!

朱塗りの総門を潜ると直ぐ左側に、白、紅紫、赤、桃色などの美しい花をつけるムクゲがある。

真如堂にムクゲの花を観に行った、本堂に通じる、広い石畳の参道脇には多種類のムクゲが咲いている。

ムクゲはアオイ科の落葉低木で、樹皮は水虫、蕾は下痢止めと用いられる。

朝に開花、夕方には儚く萎んで枯れる花、次から次へと涼やかで優しい大輪の一日花を咲かせていた。

朝から小雨が降っていたが、止んだ、一重のムクゲ。

韓国の国花としても知られて、 薬草としても効能があり、葉は茶の飲料するという。

ムクゲ(木槿)の花言葉は「デリケートな愛」「尊敬」という。

真如堂は比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院で正しくは鈴聲山(れいしょうざん)真正極楽寺と言う。

中国語の木槿(ムーチン)と書いて「むくげ」と読むことが多いという。

今から千余年前、平安初期に比叡山の僧、戒算上人が本尊・阿弥陀如来立像を安置したのがその始めである。

ムクゲの日の丸は一重咲で大輪という。

背丈ほどの高さのムクゲの花が数10本ほど、一重や八重咲きの白、紫、桃色のきれいな花をいっぱいつけていた。

庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花としても欠かせない花である。(7/17撮影)
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