法華宗真門流総本山本隆寺は、西陣・今出川通智恵光院を北へ入った位置にある。
正式名は慧光無量山本妙興隆寺(えこうむりょうさんほんみょうこうりゅうじ)と号し、略して慧光山本隆寺といい法華宗京都八本山の一つである。


二度の大火では、西陣一帯が焼野原なり山門・鐘楼・方丈・塔頭(たっちゅう)が再び焼失となったが本堂と祖師堂は焼失を免れ、それ以降、「不焼寺(やけずのてら)」と呼ばれるようになった。


本堂、右側には大きな紅の百日紅(さるすべり)の木があり名所になっている。一方“夜泣き止の松”があることで知られている祖師堂の前には真っ白い百日紅がある。この紅白の百日紅の花の色の対比は鮮やかに眩しいほど美しかった。


春は桃色の「桜」の花が美しく、夏は本堂を彩なす紅白の百日紅、そして秋は鐘楼横の大イチョウが金色に染める。雪景色の冬と季節折々自然織り成す光景は素晴らしく季節感を表している。
<本隆寺>
住所:京都市上京区智恵光院通五辻上る紋屋町 電話:075-441-5762
拝観:境内自由
交通:市バス 今出川大宮バス停より徒歩約5分
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