江戸時代に当地一帯を領した「八条宮智仁親王」が、境内の東側に“八条ヶ池”を築造された。長岡天満宮は皇室の崇敬厚く、1638(寛永15)年、天満宮の東側に南北に細長くのびるこの池は、親王にちなんだもので、翌年境内周囲に堀を掘ったと伝わっている。
以来今日まで農業用の溜め池として利水され、外周は約1㎞、貯水量は約35000トンもあり八条ヶ池は農作物に潤いを与えている。
豊かな八条ヶ池を二分する中堤は、今も参道として使われており、真ん中の石の「太鼓橋」は加賀百万石の前田候の寄進だという。
中央にのびる中堤には、真っ赤な“キリシマツツジ”が両側の参道に植えて訪れる観光客・参拝者らは感激のあまり発する声もない・・・。
真紅の花を咲かせるキリシマツツジは、九州南部にある霧島山に因んで「霧島ツツジ」名付けられた。霧島ツツジは野生に近い品種で、大きく株別れしており高さ2.5m~3mにもなるという。
長岡天満宮の真紅の花を咲かせる「キリシマツツジ」と乙訓寺の「牡丹」の花々を求めて訪れる観光客や参拝者も多い
<長岡天満宮 きりしまつつじ>
・京都府長岡京市天神二丁目15-13 :TEL 075-951-1025
・拝観自由
・交通:阪急電車「長岡天神」駅から徒歩約5分
・ JR「長岡京」駅から徒歩約15分
・車:名神高速「大山崎」IC~数分
・駐車場有り
・牡丹の乙訓寺と長岡天満宮「キリシマツツジ」はシャトルバス(運賃100円)利用した方がよい!
※シーズン中は長岡天満宮(文化センター前から)
■バリアフリーについて
ご祈祷も拝殿の中まで車椅子のまま入って頂ける。 身障者用トイレも有る。
その他、盲導犬、聴導犬、介護犬を伴っての御参拝、ご祈祷も可。
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