つづき・・・長刀鉾稚児社参に引き続き、八坂神社では祇園祭の神幸祭と還幸祭で神輿(みこし)を先導する久世駒形稚児の2人が、13日午後2時から、「社参の儀」が厳かに営まれた。


久世駒形稚児は南区の綾戸国中(くなか)神社の氏子の男児から選ばれる。二人は17日の神幸祭と24日還幸祭に供奉するお稚児さんで年少者が神幸祭に、年長者が還幸祭に供奉する慣わしで元々は、一人のお稚児さんが、17・24日の両日共のご奉仕であったという。


綾戸国中神社の宮司らに付き添われ、白化粧を顔に塗った稚児2人は金色の立烏帽子(えぼし)に薄紅の上衣、紫のはかま姿で本殿正面から昇殿、八坂神社を参拝して玉串を捧げ祭りの無事を祈った。


ことしの久世駒形稚児は、神幸祭が年少者の山口君7歳と還幸祭は小西君8歳で、それぞれ綾戸国中神社のご神体の馬の形をかたどった木彫りの「駒形」を胸に携えて馬に乗り、祇園祭の神輿「中御座」を先導する大役を務める。本殿にて稚児の証し、「杉守り」を受け正式に稚児と認められた。


駒形は素戔鳴尊の荒御魂を祀る綾戸国中神社の神体とされており、胸に木彫りの駒形(馬の首)をかけて、行列に供奉されるので、駒形稚児という名で呼ばれている。


八坂神社の和御魂と、上久世の荒御魂が揃ってはじめて、神霊の全ての力が揃う形となって氏子区域を巡回される。

祇園祭では「神の化身」として稚児が神の使いとみなされ、馬に乗ったまま神社境内に入ることを許されている。15時30分からは山鉾の曳き初めがあり、四条西洞院通の燈籠山に行くが、山曳き初めは終わったところで、アマ写真家はがっかりした様子であった!でも四条新町通で放下鉾や船鉾を観たので満足し家路を急いだ。(完)
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