彼も同じ脳疾患の病で倒れ近隣の病院リハを受けてもう10年の歳月になる。
27日早速、源光庵を訪ねて見ることにした。
本尊は釈迦牟尼仏で貞和2年(1346)、臨済宗大徳寺の徹翁義亨(てつおうぎこう)により隠居所として開基され初めは復古堂と言った。
その後、元禄7年(1694)加賀の大乗寺の卍山道白(まんざんどうはく)禅師が再建され曹洞宗へ改宗された。また卍山道白は当時の曹洞宗の慣習を憂い、旧規の復古を願い自らを復古道人と名乗り、本堂に「復古禅林」を掲げたとう。このことから別名「復古禅林」とも源光庵は言っている。表門から参道を奥へ進むと、「復古禅林」の額に注目、左右に丸窓をもった珍しい楼門がある。
左手は本堂で右手拝観受付、履物は自分で持たなければならないが“気を使ってくださった”障害者の私には一寸した心配りが嬉しかった!
本堂に祀られている本尊釈迦牟尼佛にお参り、この本堂は元禄7年再建時の建物だという。
家康の家臣で伏見城留守居役の鳥居元忠(とりいもとただ)ら千八百余名は、攻め込んできた石田三成軍と交戦したが力尽きてしまう。
残った三百八十余人は城内で自刃したという。それらを語り継ぐ痕跡で足形あり、手形ありで不気味で血痕が残り血天井といわれている。
伏見桃山城の床板の一部を移したもので、これらの諸兵の菩提を弔っていて、文化財として維持している。京都では源光院のほか、血天井は5ヶ所もあると言う。
<源光庵>
・住所:京都市北区鷹峰北鷹峰町47 ・電話075-492-1858
・拝観:大人400円/障害者200円9時~17時
・交通:市バス「源光庵前」下車1分
0 件のコメント:
コメントを投稿