23日、矢田寺でカボチャ炊きをご馳走になり、市バスを乗継いで東山・新熊野(いまくまの)神社の「つなかけ祭」に初めて参拝した。

ご神木のクスノキに新しいしめ縄を掛ける「つなかけ祭」は、氏子や参拝者たちが大勢おった。

つなかけ祭の神事は11:00から執り行われた。

幹回り約6・5mの大クスノキの巨木に約11mの大しめ縄を掛け、1年の罪や汚れを払い、新しい年を迎える祭事として年末に開かれた。

本殿で清められたしめ縄、神職を先頭にしめ縄を頭上に上げ、氏子たちは「よいしょ、よいしょ」のかけ声とともに運んで大クスノキに掛けた。

今年は木製の床が設置され、900年の大クスノキの長寿のご利益にあやかろうと多くの参拝者が訪れた。

神事後、参拝者全員は玉串を奉納し、大クスノキの周囲を回り、太い幹に触ったり、抱きついたりしながら新年の無事を祈っていた。

境内ではご神酒を授けられ、神社の印を押した「稲穂と吉兆」が手渡され、大根炊きが無料接待であった。


境内のクスノキは樹齢約900年と推定される老木で、平安時代末期に後白河法皇が紀州熊野から移植したと伝えられている。

雨が降りそうな空模様だったが、つなかけ祭は何事もなく無事に済んだ。(12/23撮影)
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