栄摂院のサツキ

西に総門がある真如堂をあとに金戒光明寺の北門は5分位で直ぐ近くにある。

北門を潜って両側に塔頭が並んでいるが左手にあるのが紅葉やサツキで名高い黒谷、金戒光明寺の塔頭・栄摂院（えいしょういん）朱塗りの門である。

いま（25日）サツキは7、8分咲きで丁度見ごろで迎えていた。

塔頭の栄摂院は訪れる参拝者の方も居なく閑散としていた。

美しいサツキの小さな花が「よう、お参りやした…」と労ってくれている、そんなふんわりな心地にさせてくれた。

栄摂院の庭園にはサツキとモミジのときだけ入って愛でることが出来る。

源平時代、熊谷直実は法然上人に帰依し金戒光明寺で出家、この池で兜を洗っていたとされることから「兜の池」とも呼ばれるという。

金戒光明寺は左京区黒谷町にあり京都の人々から「くろ谷さん」と親しまれいる。（5/25撮影）