今日、晴れてデビューする舞妓さんは、お茶屋「とし冨美」さんの富美芳さんであった。
女衆さんの手引きで新舞妓の富美芳さんは、「おかぁーさん、よろしくおたの申します」と 緊張の面持ちで女将に挨拶しお茶屋を一軒ずつ廻った。
正装の黒紋付に身を包み、だらりの帯は約5mもあり衣装全体で20㎏近い重さになるという。
置屋で住み込みで半年~1年程度修業し舞や作法、花街言葉などを習得、そして晴れてデビューの「店出し」をする。
幼い少女が晴れて正式に舞妓さんになったことを祝って、べっ甲の簪(かんざし)に銀の挿し物で、店だしの特別な髪型になった。
お茶屋「よし冨美」さんから女衆さんと「富美芳」さんが宮川町歌舞練場のお茶組合に挨拶に向うため、3,40人にいた写真愛好家たちも俄かに活気付いた。
店出しとは舞妓さんが華々しく花街に初登場のことで修行を経たお披露目である。
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