府立植物園で珍しいクレマチスが咲いていると新聞紙上にも取り上げられ「四季彩の丘」に行ってみた。クレマチスはキンポウゲ科のつる性植物でカエデの木に巻き付きながら、白と桃色の花を咲かす二種類が植えられていた。
同園では5年ぶりの開花で花弁は4枚で白やピンクの花を数多く咲かせていて愛らしい花が訪れた人の目を引いていた。中国南部からヒマラヤの高地原産に自生しているという。
彩の丘ではアケビ科の仲間で「ムベ」が咲いていた。
ハンカチの花は白い大きな2枚の苞葉が垂れ下がりよく目立つため、日本では「ハンカチの木」と呼ばれている。木は白い大きな苞(ほう)のついた花をつけ、4月下旬から5月上旬ごろに咲いて花は苞葉で包まれ、黒いゴマのようなのが花の塊があった。
黄色のフジとも言われる「キングサリ(金鎖)」はヨーロッパ中南部のマメ科の植物で姿はフジを相対している。
ここにはトチノキ科の「ベニバナトチノキ」や北米東部原産の「クロバナロウバイ(アメリカロウバイ)」もあった。
近くには満開のコデマリの花が少し重たそうにしていた。ガガイモ科のクサタチバナは涼しげな白色をしていた。
生態園に行ってラン科のクマガイソウを見た。和名をアツモリソウといって平敦盛の「母衣(ほろ;後方からの矢を防ぐ武具)」にみたてたという。日本の野生ランとしては最大の大きさで、花が1個 横向きに咲ていた。
クリンソウ(九輪草)と池辺では紫紺のカキツバタが美しく咲いていた。府立植物園・四季彩の丘でクレマチス(モンタナ)と生態園ではクマガイソウを観賞し満足した。 (5/3撮影)
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