京都・奥嵯峨にある小さなお寺・祇王寺は平家物語ゆかりの寺である。![祇王寺は往生院といった](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiaLl4-BfzpzcKoYICDtnJEfOvXw3J5QMMqMGbHlX5SiM6PoaMbPCu2WYU3k3b0fB8ODs-PwDuyNhhUHUWZfoEGRG4Da6GNRqwVeAteR-HpHeTqlxhdv2aMyRU6ZASfRSau1tt5yq9lUCjJ/s200/P1150238.JPG)
![祇王寺入口](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgSQAOWzMOv_PDg3t-0H3BBjkaqclKSRaysJYRO6_zh9qj30ZfRBg3dsmoHgsF8i4hUz15tkHqSTbIG3qC9y-IsR0K2DdcBDGv4meRi2vGBh9NzUed8ailtqXwNiA6zkNVWLGNQHrdN2US_/s200/P1150231.JPG)
祇王寺は竹林や苔の絨毯が印象的な静かな庵だが、秋の真っ赤な楓が苔を覆い尽くすころ、多くの観光客で賑わう。そこは小倉山の麓で美しい楓と竹林に包まれたところ、表門は普段閉じられている。![平家物語が涙を誘う](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg43jSthXQ58vcjUpxgwY8jAi-lAkYaFx1k8YDYn9MdzHsECPQj3ELHyRK8vcJiXKfz8cGlpcXuxjfrUhQdQIUNQur3KnOQkQ7HLZ7t7TtxYkNw71R-m1XtPNS_agkrUVaFrBXTPJS2wkdE/s200/P1150242.JPG)
このひっそりとした地に建つ祇王寺は、大覚寺の塔頭で法然上人の弟子が往生院として創建した。![本堂の控えの間、吉野窓](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiNsme3f8ejzdavzVlRec0twardfq4VJzWHYUhagR3ixjfSsYo4rpcSGok1nlfqQDy2phX_WvwUM-Sfk_e-QeshvBmzHJvllDvS_4wCuAQ5D76CLiQ1Cd544DB1prz-DusTCQV0wJoYrpEw/s200/P1150245.JPG)
往生院は江戸末期まで存在していて、その後荒廃、ささやかな尼寺として残り、のちに平清盛の寵愛を受けた白拍子が家族を連れて出家したことより祇王寺と呼ばれるようになった。![コケに紅葉が積もって綺麗!](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgz60eA-RPd2OK-KlFeBiE9q_rs8uJMX-cFFMZtHkipzOdUrsB3FXyBtPKsdeiffhyphenhyphenbgkdG3tQNKOWno50yiGDPJIzlzfNBIfcEuf0mrnA3vtXHFXRIGc-TpwWbFeBBa6nlsalrhl0TnoC4/s200/P1150247.JPG)
物語によると、清盛は美しい舞踏を舞う祇王を寵愛していたが、ある日、清盛の屋敷を訪ねて、舞を披露した仏御前に心を移して祇王を追い出してしまう。
あわれ無常を感じた祇王は母と妹を連れこの寺へ出家した。すると後日、仏御前も同じように世の中をはかなく思い、出家したいとこの庵を訪ねた。四人で念仏三昧の日々を送るに至ったと伝わる。![竹林](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjf_5pAU7qzYMCp1qHCDgFFtBbiC3lJGwf3WN7HGCy854UHYY-tPYxx7HqUdgsoee0wd-8eUS_HIfC_wAQMN3XZxLnVQXU6Gxbpi_PB0cLDHgXfDiVrZG82yNc-sJgOYWWvWi5D2fziUyRC/s200/P1150241.JPG)
なお、仏御前のお墓がここにないのは、その後出生地の北陸へ帰り余生を過ごし極楽往生したという。奥嵯峨・祇王寺、哀れな白拍子四人が隠棲した悲話を感じた・・・紅葉の季節、静かに座りながら散紅葉を見つめていると郷愁が甦ってくる。![秋は始めてきた](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiJ5ccktuXr3NyiOu8sb0CtXNTj_VMo_pclp3IQETxazmSlx1XiQB7QV7eXDM2641PJOnEzE3Wdd7aoDE0L1HTLdeTJztYkiuSEmfXbUcEzxvhLUQ1tWFFZeDEXmMo-7U-Th0-M6Q5rcFAi/s200/P1150239.JPG)
庭園をぐるりと回遊する順路になっている庵内は紅葉の名所として知られている。見ごろの11月下旬で落ち葉に敷き詰められ美しい光景が焼き付くだろう。
<奥嵯峨 祇王寺>
住所: 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32 電話番号:075-861-3574
拝観時間:300円 ・障害者100円
拝観料:9:00~16:30
交通: 市バス・京都バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩約15分
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」下車徒歩約20分
祇王寺は竹林や苔の絨毯が印象的な静かな庵だが、秋の真っ赤な楓が苔を覆い尽くすころ、多くの観光客で賑わう。そこは小倉山の麓で美しい楓と竹林に包まれたところ、表門は普段閉じられている。
あわれ無常を感じた祇王は母と妹を連れこの寺へ出家した。すると後日、仏御前も同じように世の中をはかなく思い、出家したいとこの庵を訪ねた。四人で念仏三昧の日々を送るに至ったと伝わる。
<奥嵯峨 祇王寺>
住所: 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32 電話番号:075-861-3574
拝観時間:300円 ・障害者100円
拝観料:9:00~16:30
交通: 市バス・京都バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩約15分
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」下車徒歩約20分
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