昨年10月、体育の日に神社の例祭「宝永祭」が催され、ブログに掲載した。
源経基は、清和天皇の第六皇子・貞純親王の子で、清和源氏の祖といわれている。その後、いつしか荒廃していたものを、1700(元禄13)年、当社の北隣の遍照心院の南谷上人が幕府に請うて再建し、この神社を遍照心院(別名大通寺)の鎮座とした。
神社の鳥居をくぐると、左右に朱色の灯籠が並び、石畳が敷き詰められている。
境内中央の「神龍池」にかかっている石造りの太鼓橋は「恋のかけ橋」とよばれ、神のおつかいが鯉で「鯉」=「恋」となることから縁結びのご利益で知られるようになったという。太鼓橋を渡ると、「神龍池」と呼ばれる瓢箪(ひょうたん)形の池も眺めることができる。
「誕生水弁才天社」は、毎年6月13日にご開帳され、古くから子孫繁栄や安産のご利益があるとされている。
六孫王神社の境内には、ソメイヨシノが散ったあと、神龍池にかかる太鼓橋を覆うように薄緑色の御衣黄桜と濃いピンク色の八重桜が満開を向かえる。
この桜は八重桜で、花びらが薄い黄緑色であるため、天皇即位の衣装の色と同じであるところから名付けられ「御衣黄(ぎょいこう)桜」という品種。開花期は晩く普通の桜が散り終えたころになる。
<六孫王神社>
・住所:京都市南区壬生通八条角
・電話:075-691-0310
・拝観:境内自由
・交通:JR各線、近鉄京都線、地下鉄烏丸線「京都」より徒歩13分。
市バス 16系統「六孫王神社前」バス停より直ぐ。
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