21日、朝9時半頃ブログ友2人とJR北陸線長浜駅に到着し、駅南出口から3分のところにある「慶雲館」に行き長浜盆梅展を観賞した。
この長浜盆梅展の催しは第61回を迎えて1月20日~3月11日まで開催している。


長浜市慶雲館は明治時代の建設で、まちの迎賓館として建造され市の新たな観光施設として1952(昭和27)年から盆梅展は始まった。


広大な敷地内には、高さ5mを超える巨大な大灯篭があり、慶雲館の名称は、時の内閣総理大臣・伊藤博文が命名、明治天皇行幸に合わせ、長浜の豪商・浅見又蔵氏が建たという。純和風の日本家屋の座敷で迎賓館として使用されたというが、そこへ一歩足を踏み入れると明治の歴史文化と気品が漂う別空間があった。


日本一の歴史と規模の長浜盆梅展は300余鉢の盆梅があり、見ごろを迎えた盆梅、約90鉢を展示していた。盆梅のことは何一つ勉強して来なかったが、高さ3mに迫る巨木、樹齢350年の長い霜雪を経て今もなお力強く生きていることから「さざれ岩」と命名されたという。


八重咲き紅梅の老木、樹齢400年の「不老」は、最も歳を重ねる姿に不老長寿を感じさせ目を引いたが、どちらも横綱格である。


第1回から展示している盆梅は、樹齢250年の昇龍梅、その姿は龍が天に昇る勢いを連想させた。「連理」は元宝塚歌劇団トップ娘役の上原さんが(筑前琵琶奏者)が命名したという。また一つの枝から紅白の花が咲くという盆梅「輪違い(思いのまま)」もあった。


ことしは雪も多く寒さが厳しかったためか、梅の開花も遅れているように思う?盆梅展の魅力は、わが子を育てるのと同様、温かい愛情とともに厳しい管理が求められている。花が咲き終わった瞬間から来季の開花に向けて手入れがはじまるという。


慶雲館の「長浜盆梅展」は、長浜の“早春の風物詩”にもなっており、会場には多くの観光客で賑わっていた。庭園は日本庭園の先覚者と呼ばれた七代目小川治兵衛の作庭である。

久々、長浜市を訪問、滋賀の湖北で積雪が多くこの季節遠隔地と思っていたが、この日は18日降った雪が少し残っているが穏やかな日和であった。JRの乗換えの必要もなく、初めて長浜盆梅展を観賞したことはブログ友に感謝である。つづく・・・
<第61回・長浜盆梅展>
開催場所:長浜市慶雲館(滋賀県長浜市港町)
開催期間:2012/1/20(金)~3/11(日)
開催時間:9:00~17:00
観覧料金:大人500円、小中学生150円
※障害者手帳所持の方は無料
交 通:JR長浜駅より徒歩3分
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