10日、大阪天王寺区の一心寺にノウゼンカズラ科の「ジャカランダ(紫雲木)」の木が満開と聞き行った。ジャカランダは見頃を迎え、淡紫色の花が枝の先端にうっすらとヴェールをかけたように咲いていた。

山門とジャカランダ(紫雲木)の樹木。

ジャカランダは、南米原産の常緑樹で雨季にはじまり、日本では6月頃に咲くという。

和名は「キリモドキ」で、ブラジルに移民した日系人が付けた名前という。

同寺のジャカランダは、三千佛堂から道路向かい側の塀沿いに三本、境内の日想殿入り口付近に一本あり、見事に咲いていた。

ブラジルやアルゼンチンなど、比較的暖かい地域が原産であるため、日本ではまだまだ珍しい花である。

気候の変化が激しい日本の屋外では成育が非常に難しく、大阪では珍しい、花博記念植物園など限られた場所にのみあるという。

南米などでは淡い紫の上品な色の花が、樹の上部一面咲きだし、別名“青い桜”として日本の桜のように親しまれているという。

一心寺のジャカランダとアベノハルカスとノウゼンカズラと・・・。

ジャカランダの花はヴェールに包まれたような幻想的な空間に息を飲んだ…。

天王寺・一心寺で見た世界三大花木と云われているジャカランダの花。(6/10撮影)
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