二条城は徳川家康が京都御所の守護と将軍上洛のときの宿泊所として建築された城で、その呼び名も“二条新御所”とか“二条亭”などと呼ばれていた。家光により伏見城から五層の天守閣が移築されたが落雷により焼失、その後、再建されず現在に至っている。

唐門の「御所御車返し(ごしょみくるまかえし)」の桜を観て庭園を通り「桜の園」に向かった。

城内には50種約400本の桜の木があり、3つのエリアに分けて植栽され、南側の「桜の園」には多くの里桜が植られている。

ここ「桜の園」は平安時代、貴族のお屋敷があったところで東西約500m、南北約400mの長方形の総面積275000㎡を誇る広さである。

桜品種一覧表には22品種の桜の花が掲載されていた。

佐野桜(さのざくら)は、桜守で有名な佐野氏が山桜の実生、約1万本の中から選抜した品種だという。

本丸の西橋には休憩所もあり大勢の花見見物の人が集まっていて八重紅しだれ桜を眺めていた。

北大手門、緑の園はカンヒ桜や紅しだれ桜が多く植えられている。


一帯は通称「桜のトンネル」と呼ばれ、桜の中に吸い込まれるような絶景ポイントとしても知られている残念ながら少し遅かったようだ。

二条城は1994年(平成6)には世界遺産に登録され外国人観光客も多数いるが、全国から訪れている方々も多い。

城内を一周してみると様々の品種の桜の花が今を盛りと咲いている。(4/11撮影)
<二条城の桜>
時間:8:45~16:00
休日:年末年始12月26日~1月4日
7月、8月、12月、1月の毎週火曜日(休日の場合は翌日)
入城:大人600円 (障害者手帳掲示・無料)
交通:市バス「二条城前」すぐ
地下鉄東西線 「二条城前」下車すぐ
0 件のコメント:
コメントを投稿