11日、右京区の梅宮大社(うめのみやたいしゃ)で甘酒祭が執り行われた。醸造や授子・安産などで親しまれている大社は右京区梅津四条通りを北へ100mのところにある。


当大社は奈良時代、橘(たちばな)氏の氏神として(現在・綴喜郡井手町付近)創建したのが始まりといわれ、平安時代の始めに嵯峨天皇の橘嘉智子(たちばなのかちし)・檀林皇后(だんりんこうごう)によって現在の地に移された。
 


祭神は本殿四座から酒解神(大山祗神・おおやまずみのかみ)、大若子神(瓊々杵尊・ににぎのみこと)小若子神(彦火々出見尊・ひこほほでみのみこと)酒解子神、(木花咲耶姫命・このはなのさくやひめのみこと)を祀って古くから安産と造酒の神として有名である。 
 


この甘酒祭の祭典は京都の酒造家が醸造期をむかえて、大社に奉納の酒粕を甘酒にしたてて神前にお供えし、酒造の安全繁栄と氏子が無事にこの冬を越えられるよう祈願する。
 


自分も甘酒を美味しく二杯もお代わりしたが接待をしている方からお聞きすると、酒造家による奉納の酒粕はお酒が微量に入っているらしくお子たちは酔うから駄目とのことだった。
 


日本第一酒造の祖神を祠る梅宮大社では9:00から16:00まで無料で甘酒祭が振舞われ、多くの参拝者で賑わっていた。
 
<梅宮大社>
開催日時:2013年2月11日
祭  典:9:00/接  待:9:30~16:30 
住  所:京都市右京区梅津フケノ川町30 電  話:075-861-2730
拝  観:境内自由9:00-17:00
     
          神苑入苑料・500円・障害者250円
交  通:市バス「梅宮神社前」下車、北へ約2分
     
          阪急電車嵐山線「松尾駅」下車、東へ徒歩約15分
 
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