gottuan's room
~ らくさいの三宝路 ~
2013年1月12日土曜日
鷹狩「放鷹術(ほうようじゅつ)」
12日、中京区の二条城緑の園で新春恒例の諏訪流・鷹狩「放鷹術(ほうようじゅつ)」が午前11:00からと午後14:00の実演が行われた。この放鷹術は、二条城を造営した徳川家康が鷹狩りを好んだことにちなみ、NPO法人日本放鷹協会(東京都)が秋と正月の年2回、京都二条城で行われ今回で12回目である。
日本古来の伝統文化で鷹を使った狩りのことで1500年余りの歴史を有し、鷹は武の象徴として多くの武士たちに尊ばれ、特に徳川家康は鷹狩りを好んだ武将として広く知られ、鷹狩りが時代の“実力の象徴”とされていた。
信州・諏訪大社に由来する鷹狩りは織田家から江戸時代には徳川家に伝わったとされ、、日本古来の文化の風習とされているが実はそうではなく、中央アジアが起源で各国に広まったとされて、現在ユネスコ世界文化遺産にもなっているが日本はまだ無登録だ!
明治維新によって多くの鷹匠流派が消滅、諏訪流放鷹術は、宮内省鷹師鷹匠となり、網懸による放鷹術を現代に伝える唯一の流派で1983(昭和58)年に設立、いまに至っている。
10名の鷹匠たちは環境に慣れさせるために静かに腕に抱いて「輪廻り」を始めた。「振替」という実演では、鷹匠は背を向け、片腕を水平に出しキャッチ、互いに鷹を呼び合う、タカはハリスホークで九州福岡女子大生が実演した。
地面をスレスレに飛ぶセアカノスリ、数十㍍離れた木まで往復する「渡り」などを披露し鷹匠らは木箱をたたく音でタカを指示した。
鷹匠らは木箱をたたく音でタカに指示するが、細やかな肉片を餌にカチカチを音をたてて指示する。また空中の‘疑似餌’は鳩で、その糸は絹糸で京都で一軒だけしかない!
高く舞い上がった疑似餌に、タカが空中で鋭い爪で獲物を捕まえる様は迫力満点だった。 二条城での「放鷹術」3回目であったが自分は左手シャッターもあり、動きのある被写体は難儀で読者の方々にはお詫びを申し上げる。
訪れた観光客、市民らは、鷹匠らが巧みにタカを操る様を観て技に感心し頭上を飛ぶタカの迫力に歓声を上げていた。
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