森林の全域が昭和58年(1983)に国の史跡として指定、保存されている。また平成6年(1994)には神社全域が世界遺産に登録になった。
東京ドームの約3倍、約12万4千平方メートルの面積がある。
河合橋を通り北へ進むと一の鳥居、直線の参道が続く、奈良の小川の御手洗橋を渡り二の鳥居、楼門を入るとたくさんの参拝客が「流しびな」を観ていた。流しびなは、恒例の3月3日桃の節句に下鴨神社の境内に流れる御手洗川で行われる。
流しびなの桟俵(さんだわら)は赤衣に金の袴烏帽子、簡素な白梅模様の可憐な夫婦雛。子どもの成長を願い御手洗川に流すと心が清められ、すべての厄はのがれられると言い伝えられる。
女の子が生まれたら無事大きく育つことを願い、小さな人形を飾るお祭りとなったが、今でも各地に流し雛の風習が残っている。和紙で着物を作り、顔は土を丸め胡粉を塗った素朴な人形に願いを込め川や海へ流す・・・
流しびなは、雛祭りの大基となった行事で雛祭りの起源は、3月3日の上巳の節句の薬草摘みだったが、民間では女児の祝い日としてひな祭りをするようになった。
源氏物語にも出てくるほど歴史ある行事で、やがてこの行事は宮中のひいな遊びへと発展し、この日に曲水の宴が行われたという。
雛祭りへと変わりつつ、現在でも流しびなは、各地に残っている。橋殿に飾ってある七段飾りのお雛様を記念撮影した。
梅がきれいに咲く桃の節句、“京の流しびな”の帰路、楼門で和服を着た4人連れと2人連れの女性にあった。2人連れは横浜からの観光客、また京都にぜひ来たいと話していた!
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