正法寺の前の入り口、な・なんと!サクラが満開だという。
ころは11月末、モミジが真っ赤に染めている。
ご住職の奥様に話を聞いた・・・・。
一ヶ月ほど前からサクラが咲き出し、風雨にもめげず満開になったという。
桜の木は最初、二本植栽したが一つは枯れてしまった!という。
サクラの花は、晩秋の陽差しを受けてけな気に咲き誇っている!
庭園は春、梅の花が香るころ、枝垂れ桜が咲き乱れ、初夏、真っ赤燃えたツツジや優雅な牡丹が咲くという。晩秋は紅葉と一本のヒマラヤザクラが競そう。
西山の凍てつく冬は寒い・・・でも花々が癒してくれる。雑踏の都会を離れてこころの儘に往く日を楽しんだ!
寺伝によれば、天平勝宝6年(754)に鑑真和上(がんじんわじょう)の高弟、智威大徳が隠棲した所で春日禅房と称し、創建の始まりといわれている。
その跡を伝教大師最澄が大原寺の名で寺とした。
西山のお大師さまとして古くから親しまれてきた。
三面千手観音菩薩は鎌倉時代の作で丈2m60余り、化仏を本面の左右に配した全国でも珍しい形で重文に指定されている。また薬師如来は開山・智威大徳が祀った。縁結びにご利益があるとさている愛染明王は室町時代の作という。
宝生殿には、私たちに一刻でも早く福を授けようと走っている姿をされている“走り大黒天” が奉られている。その横は中国伝来の屏風。 江戸時代初期といわれる両界曼荼羅(まんだら)、畳一畳大ほどの涅槃図などの仏画もある。
広縁から眺めると、何となく鳥や動物の形に似ているため、通称「鳥獣の石庭」と呼ばれている。
東山連峰を望む借景式山水庭園だが、晴れた日には彼方に伏見城も見え、洛西大原野の盆地で、ゆったりとした時間が過ごすことができ満足した。
<正法寺>
・京都市西京区大原野南春日町1102 ・TEL:075-331-0105
・拝観時間:8:30~17:00
・拝観料金:大人300円 障害者200円 ・無料駐車場あり
・交通:阪急京都線桂駅・市バス西口~臨西2番で「南春日町」下車徒歩15分
阪急京都線:東向日駅/JR向日町駅から「南春日町」下車徒歩15分
・障害者可
0 件のコメント:
コメントを投稿